2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧
なによりもデューイ大佐の父殺しのエピソードが、物語的に唐突なのが残念。 初期OPを始め、デューイ大佐が読んでいたフレイザーの金枝編という小道具で匂わせてはいたけど、設定とか物語に直結するカタチで描写されたことはなかったはず。 もちろん、振っ…
これは、故郷についての物語だけど、ちょっと「うぶすな」という蟲に故郷を託し過ぎかな。図式的なカンジだし、珍しくスクリプト的に不安定かも。 劇的な葛藤も人間関係も描かれることなく、絵師を志した男の人生を淡々と点描するプロットと、極めて穏やかな…
前回最後のカルデアから連絡というのは罠で、ミドリ頭領以下の不在の隙に、アルゴス皇帝は、アスワドの技術資料を強奪しようと計画。 一方、砂漠ムシに食われたアリカとマシロは、その腹の中で、お互いバカであったことが事態を悪化させたことを振り返り、自…
ミドリさん、前作では、多少年齢が行った女性のギャグ的意味合い(に見える)の自称十七歳だったのですが、今作では、SF的設定を背景に、宿命の病を抱えたシリアスな自称17歳なので、笑い飛ばせない雰囲気。 状況によって意味が逆転するというのを目指し…
藤川桂介さんって、久しぶりにお名前を拝見したかも。この方も70歳を越えているはず。このシリーズは、ウルトラマンゆかりの人々総登場ってカンジになってますね。 しかし、素直な偽善に満ちたお話デ、オレにはだめデシタ。飯島敏宏さんほどの、ごった煮の…
サクヤとノルブに背中をおされて、一気にグレートウォールに挑む二人と子供達。グレートウォールを越えて、エウレカ達がみたものは・・・・・・・ラストでちらりと見せてくれたけど、えーって展開。エウレカ世界と現代がつながる展開だったりするのかな。次…
ボダラ宮の地下に眠る巨大な桃みたいな蓮の蕾状のサクヤ様の実体。そして、その思考空間に招かれるエウレカと、その周りで待つノルブとレントン。 エウレカは、サクヤ様に、ノルブの昔話を聞かされるのでした・・・・ なんというかどう反応していいか困リマ…
ワタクシの知識なんて限られているけど、元々異常に独創性の高いこのシリーズの話の中でも、さらに突出してオリジナリティのある話ではないでしょうか。漆原友紀さん、すごいです。 養蚕という産業をモチーフにするというのもめずらしいが、たまに蚕がいない…
この回は、マシロ様に、これまでの悪政のツケが回ってくる話。 シリーズ前半のギャグ調の愛嬌あるキャラクターがあるだけに、(理由があるとはいえ)さんざんみんなにいじめれて、全てを失いひとり泣きながら砂の嵐の中に消えていき、砂漠に倒れ伏すという構…
怒濤の展開。 非常に思い切ったメリハリのきいた展開で、すばらしい。 これまでの16話かけて構築してきた、アリカとニナを中心とする人間関係や友情、スチャラカ学園もののフォーマット、学園そのものの組織と構成員、そして国家そのものまでもが、この一…
上級生の卒業式に華を添える卒業武闘試合の代表に、ニナとともに選ばれたアリカ。 シズルさんにいいところを見せたかった緑髪トモエさんの、嫉妬爆発、アリカに、劇薬をぶちまけようとするのでした。 それを目撃して阻止してしまったアリカの同室エルステイ…
これで週の半分、このシリーズに毎日触れてしまった・・・・オレのアイデンティティは大丈夫だろうか・・・。 さて今回の話。エロマンガみたいな暴漢に襲われる展開に、助けに入るウォン少佐ってのは、あまりにストレートな展開。ちょっとはずかしいですね。…
前回ラストからの引きで、ロムルスとレムスの国境で、半世紀ぶりの王に仕えるマイスターオトメの戦闘が勃発。にわかに、国家間の緊張が高まり、国家を背負った生徒が集う学園のスチャラカも控えめに。そして、同級生同士の国家が剣を交えた事によって、泣い…
あ〜、やってくれるね。あからさまにシンプルでストロングな物語。 茜さんに突きつけられた国家の重荷と責任は、放擲されて、すべてを王子様がかっさらっていきましたとさ。 これに呼応して、アリカは、ウォン少佐がどうやら好きであることを認識したという…
小説を言う表現だけど、リーダビリティー高いです。なんだか、もうサクサク先に進めるし、先が知りたいと思えてくる。前作もそうだったけど、脚本が上手いです。これだけの登場人物を抱えながら、ちゃんと描き分けて、見せ場を作って、本筋を進めて、脇筋と…
マシロさま、ニナ、アリカが同じ誕生日で、それを巡る、ニナの葛藤の話。あっけらかんとしている葛藤のないアリカが話のベースラインとして常にあって、そこに盛り込まれるニナの葛藤が非常に引き立つ構造。 アリカが実は、「蒼天の星玉」を持つ、ウォン少佐…
あー、Aパート録画失敗。 前回の引きがあったんだけど、いかにピンチを脱して、ウォン少佐に助けられたのか、丸ごと不明になってしまった。まあいいや。 後半は、アスワドが襲ってきて、その頭領が実は、前作の自称17歳みどりさんだったという話が。 「ガ…
こういう、明るいすちゃらかなノリの話はいいなあ。しかし、それで終わらず、ちゃんと付置されたシリアスな展開も用意されている。 この回がまさにそれで、前半は、マシロ様、ナギなどおなじみの一同うちそろっての海のお気楽ムードがあり、サバイバルのばか…
加々美さんと弟の話。行方不明になった弟の幻影を追い求める可哀想な加々美さん。その加々美さんの前に、2話ぐらいからちらちら出ていた、弟が現れて・・・・という話。 真面目にドラマやっていて、まあ、好感。下っ端ポジションで、情けない言動と扱いが多…
マイメロ逮捕・・・・と言う、大変引きの強い冒頭でしたが、マイメロ逮捕されてないジャン。 柊さまに歌ちゃんと仲直りをして欲しいから、柊さまの家に行って話しをしたいとマイメロ、電話で交渉。そして、お土産に所望のタクトではなく、タルトをもって、出…
アニメーションの出来があまりに素晴らしいので、あらためて、原作マンガを読んでみました。とりあえず、一巻・二巻は、既にアニメーションシリーズにて消化されている話数が大半なので、まずはここから。 一読し、驚愕。 (1巻2巻で登場するエピソードで…
ボダラク教の聖地、ボダラ宮のそばに降り立つゲッコーステイツとノルブたち。迎えるのは、ティプトリーおばさん。 そして、・・・・あれ?ボダラ宮は、(テプトリーおばさん言うところの、邪な)ミョード?派にのっとられてるんすか。ノルブ師潜入しなくちゃ…
唐突に丸ごとサッカーをやる話。超人サッカーみたいな演出。息抜き回。 ホランドは、ノルブ師の言うことは絶対服従状態になっていて、ノルブが言うからには意味があるんだと、自分も理解していないのに、言い張るのでした。 しかし、チャールズとレイ編以降…
段ボールハウスに住む、ノルブ師の浮浪者っぷりが素敵だな。 さて、話は、エウレカが、実はアドロックを直接知っていたことをレントンに述べ、レントンが知っていたなら教えてくれていたっていいじゃないか!家族なんだよ!と責め立てて、二人の間に波風が立…
aパート、グレッグの推測や、ノルブ師のボダラクの教義というカタチを借りて、今後の展開の、中心設定が語られます。「くだんの限界」って、造語デショウカ? いくらなんでも、知的生命体が溢れて、「くだんの限界」を超えると、「物理宇宙」、空間が崩壊す…
・・・・なんか、こっぱずかしい話だ。子供っぽいファンタジー妄想と、社会派主張の衝突。昔のウルトラの社会派回のテイストが微かにかおる。 現代作品としては、ふ〜んと、スルーしてしまうしかないんだけど、これ、70歳を超した脚本・演出家の作品だと知…
ロビンさん、本部では、さんざんウィッチを殺してきたはず(だと語られていたと思うのですが・・・)なのに、人の死に対する、このみずみずしい感傷はいったいなんなんでしょう。という、ツッコミは野暮ですか。野暮ですね。 話は、会社を良くさぼる、怠惰で…
金木犀の香りと、そして浮浪者というモチーフを扱っている割には、「浮浪者の臭い」を完全にスルーしているのが、この作品のカラーを象徴している気がした。言うまでもないけど、あれはすごいですよ。オレの席の斜め前にも、10日ふろに入らないのがザラと…
冒頭、絵に描いた平和な公園風景に、倒れ伏す人間の手。不吉なカラス。 教会でのお祈りの帰りに、その公園で出会った、髪の長い、女の絵描きさん。ロビンさんは話しかけて、雰囲気出ていると絵を誉めていますが、いかにも顔色がわるく、何かしでかしそうな話…
マンガやアニメーションで良くある、おっとりとしていてポジティブで天然ボケな、若い母親。 そのポジティブな態様が、ある制限された状況で、生きる為の必須条件として、浮かび上がってくるという、工夫された話。 この回の季節は春。春眠暁を覚えずという…