■エウレカセブン38デイト・オブ・バースs佐藤大c寺東克己d小松田大全g柴田淳内田信也Mg中田栄治

段ボールハウスに住む、ノルブ師の浮浪者っぷりが素敵だな。
さて、話は、エウレカが、実はアドロックを直接知っていたことをレントンに述べ、レントンが知っていたなら教えてくれていたっていいじゃないか!家族なんだよ!と責め立てて、二人の間に波風が立つ話。


エウレカは、家族がそんなに重要なものだと想ってなかったから・・・・と述べると、普通の人間だったらなら当たり前じゃないかとレントンがやってしまい、「人間じゃないもの」とエウレカが傷つく・・・・・・・あれ?あまり後を引かないな。
人間じゃないと暗に言われたことはあまり気にならず、家族、や父親の重要性についてにストナーやホランドに聞いて回ったりして、探索していくエウレカは、進歩したんでしょうか、脚本の都合か。


以上の物語に、ノルブ師の「おまえはエウレカとどうなりたいんだ?」という、煩悩を超越した俗っぽい質問に反応したレントンが、肉体関係方面へ妄想を展開。そんな雑誌を読んでいるのを見つかって、まわりに茶化され、ホランドにボコられる話が絡む。こういう話は、このシリーズのいいところだねぇ。ほっとするな。
しかし、ムーンドギーやマシューじゃなくても心配するよ。ある意味まっとうなSF的テーマだが、日曜朝7時としては、あまり深入り出来ないデスね。


◇以下メモ。
・ところで、エウレカが軍にいて、「セカンドサマーオブラブ」で、アドロックが消え、またその現象にエウレカが関わっていたって話を聞いた瞬間に、普通の連想だと、関係を聞いちゃう気がするんだけどなあ。(「セカンドサマーオブラブ」が彼女に原因があることって、まだ誰も認識していないのだっけ?う〜、忘れた。ダメだ)


・アドロックは、当時何も知らないエウレカに、言葉や、振る舞い方やニルバーシュの操縦の仕方を教えたあげたそうです。そして、「オレがキミをまもるから」と言っていた。
エウレカレントンに独白「ある時、アドロックはいったの「失格だ」って。」
「「オレはキミの隣に座る資格なんてない。」って「自分には護らなきゃいけない子供達が居る。だからこの世界を破滅させるわけにはいかない」って「・・・ごめん」って。」
そして、アドロックは、サマーオフラブ現象の中、光の中に消えていったのでした。


エウレカの話を聞いて、アドロック父さんへの誤解を解くレントン
「父さんはオレやじっちゃんやみんなのこと、忘れないで居てくれたんだ。」「父さんはちゃんと俺たちをすくってくれたんだよ。」
・それを受けて、エウレカ「今、分かったよ、レントン。自分の命と引き替えにしても子供をまもる。それがお父さんなんだね。家族なんだね。アドロックはだからワタシのお父さんだ。」・・・・素直な話でいいですね。(汚れたワタシのつぶやき、もっとひねくれた話がいいんだけどな。)


・デューイ大佐。劇中セリフだけですが、やはり、首都に毒薬を散布した模様。3賢人のうち二人を殺害し、コーダ様は、男らしいデューイ大佐に跪いて忠誠を誓うのでした。(31話の悪夢が甦る・・・・頬を染めたコーダ様、うぇっ)


・コーダ様を除く、2賢人達の最後の対話
「無血革命が可能だとは考えなかったのか。」
「遅すぎたのだよ。アゲハが報告されたときには、すでに人はこの生きた大地に増えすぎていた。」
「我らをこの星へと導いた方舟にはもはや乗り込めぬほどにな。」
「開放してくれるというのかね。大衆に真実を隠し続けるという、この苦しみから。」


・普通は、どっか遠隔地で反旗を翻したデューイ大佐には、軍の対立派閥や、賢人一派の捕縛の手がのびてくると思うのですが、たいした抵抗もなく、首都制圧。やっぱ人材がいないのだと納得するしかない。