2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧
◇最終回。 ◆チャグムは正統な後継者として宮廷に戻り、英雄に祭り上げられ、メデタシ、メデタシ・・・・という話。 せっかくのミカドによるバルサ暗殺指令(第23話)の伏線も、本話開始早々に回避しちゃうし、(個人的には)とてもガッカリしちゃった。 ◇…
◇最終回。 ◆ああ、もうっ。・・・この物語のコアのアイディアである「契約者」「対価」「ヘブンズゲートとヘルズゲート」「偽りの星空」「流星のカケラ」「ドール」・・・これら全て、なにも明らかにならなず・・・・ 物語で活劇するヒトビトの巻き込まれて…
◇原作をすっかり忘れると幸せになれる。Aパートも面白かったが、特にBパートが素晴らしかった。 ◇鈴木清順監督風の赤い抽象画面での、木津さんと絶望先生の「眠くなるネタ」と「眠れなくなるネタ」対決がことのほかお気に入り。様式的な画面が見応えありま…
◆チャグム王子の出産シーンに爆笑! このシリーズのクライマックスで、真面目に作っているのは重々承知しているので申し訳ない気持ちで一杯なのだけど、この倒錯した状況で笑わずにいられましょうか。 なおかつ、チャグム、取り出された卵を慈愛の目で見つめ…
◆「契約者」の地上からの消滅をもくろむ「組織」と、それを阻止し逆に「人類」に災厄をもたらそうとするEPRとの戦いが始まった・・・という話。 ◇前回、「組織」に切り捨てられたヘイ達のチームが、事態の真相にどう肉迫し、「組織」そして、EPR=アン…
◆青池に咲き誇るシグ・サルアの花を口にし、ラルンガを引き付けたチャグムは森に消えた。彼の行方を追うバルサとミカドの暗殺集団。 一方、ガカイ師の使いは、青池が「宴の地」ではないことをシュガとトロガイに告げる・・・・・ ◆いよいよ、物語の核心に近…
◇1話遅れ。 ◇ああ、癒される。ネタ的には、ほとんど原作踏襲に見えるけれども、徹底的にデザインされた人工的で不自然な画面構成と色彩、そしてカットつなぎが非常に心地よい。 ◇やっぱり、久米田先生的な「ネタ空間」と新房監督の最近の作風は相性良すぎ。…
◇1話遅れ。 ◇ついに春が来て、チャグムに導かれるままに、「宴の地」へ向かうバルサ一行。青池と呼ばれるそこには、碑文を解読したシュガ以下の王宮の兵隊と暗殺部隊が待ちかまえていた・・・という話。 ◆ラルンガも登場してきて盛り上がる緊迫のBパート終…
◇2話遅れ。 ◆Aパートは、ジグロ回想編の後編。地位も立場も捨てて親友の娘を連れて逃げた理由が結局分からない、知りたいね。という話。 チャグムはその理由がわかれば自分の運命に立ち向かえるかも知れないと言ってましたが、バルサの解釈が総括みたい。 …
◇1話遅れ。 ◇これまで視野の外だった駅の向こう側の地域で、ヤサコが偶然会ったタケルという少年と、第10話で語られた幼少の朧な記憶を探索する話。 見覚えのある畑の道や、地蔵のいる路傍や神社の鳥居連なる階段とたどっていくが、夢か、現実か、それと…
◆忠実に任務を遂行してきた「組織」に切られ、殺害せんと追いすがる追っ手に窮地に陥る・・・・良くある物語だけれども、燃える展開でワタシは大好きです。 だけど、この回は、Bパート最後でそのモチーフを扱ってはいるが、これがメインの主題ではない。も…
◇2話遅れ。 ◇全ての映像を電脳ペットのミゼットが記録していたという前提で語られる、姉フミエに虐待される弟アキラの歪んだ視点からの総集編。 ◇だけかと思ってみていたら、Bパート最後にイリーガルの正体とカンナの事故について、物語セカイの枠組みに関…
◇2話遅れ。 ◇チャグムに聞かせるバルサの生い立ちの話。 娘を連れて逃げてくれと言う、宮廷の陰謀に巻き込まれた友人のムチャな頼みをきいて、実際に逃げるあたりを見ていると、非常に寓話的な印象。 回想の登場人物のキャラクターや行動を一拍おいた伝聞で…
◇3話遅れ。 ◆トウミの村に乗り込んできたシュガと暗殺集団を、毅然と説得するトロガイ師。(ワタシは腹黒いので)すれ違いと悲劇を期待していたら、あっという間にシュガくんが物わかり良く人傷沙汰を避けたのでガッカリ。ダークサイドに落ちるんじゃないか…
◇4話遅れ。 ◆この回は、脆弱なおぼっちゃま二題というカンジで味わい深かった。 本来の性質は決して荒事には向いていないのに、暗殺集団の汚れ役的行動に(自然体で)段々ながされていくシュガくんの浮世離れした様子と、自分かわいさに全てを放り出して王…
◇5話遅れ。 ◇ヤクー族の古い暮らしと言い伝えが残るというトウミ村を目指すバルサ一行。シュガと暗殺集団も数日遅れ程度で後を追う・・・ 昔の暮らしぶりを残すが、語り部の廃れた村で、辛うじて100年前のニュンガロチャガの運命を聞いたチャグム王子は…
◇1話遅れ。 ◇人生間違い探しと本人証明の話。 生まれてきたことが間違いとか、私には自分を証明するモノがないとか、ワタシの琴線に触れるネガティブなセリフはあるのだけど、割とフツーの話。 絵的には、水平方向から並行に放射される光源に拘っていたみた…
◇2話遅れ。 ◇Bパートの非難訓練のくだりが、絵的、SE的に凝っていて見応えがあった。地の「非難世界」の背景の不安定さと、非難されてショックを受ける生徒が映る映写室を模した画面と音響。 やっぱり、「小ネタ世界」を如何に異空間として描くかがこのシリ…
◆6話遅れぐらい? ◆チャグム王子とシュガをいきなり鉢合わせさせる展開に意表をつかれた。シュガくんはヘンに馴れ合わずに、身分意識を出していてなかなかヨカッタ。 ◇しかし、シュガの態度が柔らかすぎて、バルサの対応が不自然に見えたかも。バルサの拒絶…
◆全ての「契約者」をこの世から消すという「組織」の目的が明らかにされたけど、そもそも「契約者」という(22話を経てもなお)極めて分かりにくく中途半端で複雑な存在(これは貶しているのではなく、私の中では「オリジナリティ」と同義)についての腑に…
◆6話遅れぐらい? ◆ええと、青霧峠の霧が毒性だってのは初めて聞いたような・・・第6話(青霧に死す)だけだけど、見返してみても見つからない。どっかで言及されていたのかしら。ちょっとワタクシ、ボンクラかも知れないっす。 しかし、だとしたら、青霧…
◇7話遅れぐらい? ◇えーと、第一王子サグムくん、死んじゃったの?ラストが曖昧だけど、エピソード演出と死相が出た表情演出、あとタイトルからするとそーなんだろーな。 しかし、気の使いすぎで衰弱してお亡くなりになるなんて初めて見たような・・・。 ◇…
◆スポック耳の中国人契約者も再登場するし、ノーベンバー11もアンバーに再会するべく導かれていくし、話のキーを握るっぽいパンドラのシュレーダー博士をEPRが誘拐するし、いよいよアンバーを中心に話が動き出すのかな?・・・という期待感を抱かせる回…
◇このシリーズ、作家性のある脚本はだれーも書いてくれなくて、(個人的には)とても悲しい。 (職業脚本に徹することは、作品をヒットさせるためには必要だとはおもうのだけどさ。たまーにはさ。サービスして欲しいよね?と個人的に強く思ってしまった・・…
◆せっかくの最終回だけど、縦走ヤマノボリに行っていたので今頃見た。 低気圧の接近する中で思いがけなく晴れて絶景。メジャーコースだけど夏末期の時期はずれに加えて天気予報が安定していなかった為、人っ子一人いず、3日間の無人の異界が素晴らしかった…