2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧
◇キャシャーン Sins ◇滅びを受け入れつつ、「生きた証」をこの世に残したいと切望する芸術家と、滅びを受け入れることは同じだが「絶望」を父に「嫉妬」を母として「希望のベクトル」への破壊衝動を抑えられない男達。 ◇この回は、両者とも結局死ぬのだとい…
◇シゴフミ ◇最終回。 ◆一見、心に深手を負った、ふたつの人格の「フミカ」が、(彼女らを見守るヒトビトを含めた佐藤監督らしいほのぼのとした雰囲気もあって)、それぞれ生きる(存在する)意味を見いだし、それでもなお生きていこうという心の覚悟を描いた…
◇シゴフミ ◇八ヶ月前に終了したこのシリーズ。秀作が多く、かなり面白く見ていたのだけど、何故か最後の二話が未見でした。 ◆この回は、「実体フミカ」が病床で目覚め、第二の人格である「死者フミカ」と出会う話。 かくて、フミカの二重人格は統合され、(…
◇ミチコとハッチン ◆因縁を語る回想シーンでの、純朴で朴念仁風なヒロシに対するミチコの(粗暴な普段の言動とは裏腹の)純情な言動は微笑ましく感じるのだけど、「何か一本、筋が見えない」と思うのは気にしすぎでしょうか。 ◆それは何かというに、暴力的で…
◇キャシャーン Sins ◇1話遅れ。 ◆第二話で登場した「「日常の情愛に活路を見いだし、滅びを受け入れひっそりと消え入ろうとしている集団」の薄皮一枚向いたホンネの生への渇望がもたらした悲劇」と対をなす話かな。 ◇同じような状況だけど第二話とは、二つ…
◇ミチコとハッチン ◆シナリオ、作画と演出、音楽、声優の演技など渾然一体となって調和した、これも秀作回。特にシナリオがいいなあ。 ◇シナリオの宇治田さんという方は、私はこのシリーズで初めて存じ上げたのだけど、ネットを調べるとどうも実写畑のヒトら…
◇(ほぼ)伝統の光線大量殺戮超兵器がシリーズ中盤にして早くも登場。終盤をどーするのかがすごく楽しみ。 「メメント・モリの使用・・・」(リジェネ) 「これで中東計画は加速し、人類の意思が統一されていくことになる。」(リボンズ)
◇一話遅れ。 ◆宇宙船プトレマイオスが、超兵器GNドライブを利用して宇宙へあがる話。宇宙船を持ち上げるという話の流れになっているから仕方がないけど、一期みたいに軌道エレベータが活躍することろがなくて個人的にはガッカリ。 ◆ところで、二期シリーズ…
◆ミチコとハッチン ◆この回は、自信たっぷりな保護者の言動に世間の常識とはずれたものを感じ、ひたすら恥ずかしくてその側にいたくない・・・・とゆー、私の幼少時の体験と照らし合わせても、非常に身につまされるAパートが印象的。 「ミチコ、いろんなも…
◇キャシャーン Sins ◆前回と同様、世界律の体現者であったらしい「死んだルナ」の、その崇拝者の末路の物語。 ◇ルナの護衛者であったドゥーンは、ルナの死に打ちのめされ、自らの体も滅びに犯されて、とうに理性を喪失している。滅び行く世界をルナを求めて…
◇ミチコとハッチン ◆ええと、何というか、理性も強い自我もあり、そういう柄でもないガサツな人間が、寂しさと性的欲望とが混交した微細な感情についふらふらと、メランコリックな気持ちになってしまう話。 こうした、言葉で表現しにくい情動を寡黙に上手く…
◆キャシャーン Sins ◆荒廃した、しかし美しい花に溢れた瑞々しい谷での可愛らし少女型ロボットの邪心の無い戯れ。 しかし、物語の作り手は、その天国のように描写される谷での彼女のほほえましい行動が、死に覆い尽くされた「ロボットの墓場」で死者に花を手…