2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧
◇3話遅れぐらい? ◆「死者からの手紙を運ぶ」フミカを狂言回しに、青春ノイローゼ的な単発エピソードでつないでいくのかと思っていたら(そしてそれを期待していたのにぃ〜)、第3話でフミカを目撃した中学の同級生が、彼女に告白してふられた思い出と彼女…
◆大神信くん、「自分を捨てた」お母さんに構って欲しくて、ナイフまで持ち出して暴れております。 ◇父親の死の真相、それが古森太郎くんの姉の死と密接に結びついているのではないかという大神くんの「固着した思いこみ」を「(真相を知っているであろう)母…
◇AパートとBパート前半、「戦隊物好き」とゆー特殊な属性を持つサブタイトルの二人が、作中のそれぞれ別のキャラに感情移入したうえで、幼くもディープな意地の張り合いをするダイアローグが実によかった。面白かった。 ◇この面白さを支えているのが、作中の…
◆素晴らしい他愛の無さ! ◇無駄な話のディテールに裏打ちされた「どーでもいい日常」にとっても癒された。面白かった。 ◆オリジナル展開はどーやら、タマちゃんの幼少の原体験でもある「戦隊物(=ブレードブレイバー)好き」に焦点を当ててきて、ご丁寧に「…
◆アレハンドロ・コーナーの(世代を超えた!)裏切りが明らかになり(というか、説明口調で自分でぺらぺらしゃべってますね・・・)、彼の手で「GNドライブ装備の超兵器」30機が世界に配られ、ソレスタの組織的根幹であるコンピュータ「ベーダ」の秘蔵さ…
◆1話遅れ。 ◆この回は、湖川友謙さんのエンドカードだ! なんと湖川節全開のあおりの絶望先生!マーベルとカララとチャムを独特の構図で背景に従えていて、私、ツボつかれまくりです。この回は、ワタシはこれだけでいいや。 ◇この回のCパートの、とうとう…
◆この回はなんと言っても、原作では飄々として描かれていた鬼太郎の水神への恐怖(それゆえ全然恐れを感じていないかのようにみえちゃう)を、パニックに襲われる切迫感をもって演出したところが非常に素晴らしかった。 「あ"ーっ、雨がふったら、おしまいだ…
◆この回は、大神信くんを軸にしてその周りに幾つかの挿話が配置されるのだけど、どーもいちいち彼の言動が腑に落ちないす。 ◆まず、自ら教祖の祖母を「呪い殺した」と語る大神信くん。 祖母に直接、憎悪をぶつけるシーンは何度もあったけど、自らを「教祖と…
◇3話遅れ。 ◇高校時代の、友情の延長上にある淡い同性愛的で心理的な交流を、状況と間と少ないセリフで、音楽をほとんど用いずに上手く演出。 この状況を、夏の放課後や合宿の黄昏の時刻の「けだるさ」の上に配置するのが上手い。 ああ、こういう雰囲気って…
◇1話遅れ。 ◇Aパート途中からオリジナルシナリオ。 ◇この回は、何度でも何回でも、突っ込みを入れたくて仕方ないミヤミヤとダンくんとの仲についての話。 ダンくんをめぐる外国人との対決とゆー、更にあり得ないモチーフが、「ギャグとまったり日常」という…
◆(毎度の如くポイントを外している気もするが)コミュニケーションの断絶が気になって仕方がない。 ◇自分たちの手元に情報がないけど味方と思われる組織が出現したら、お互いの目的と今後の方向性について、すりあわせようと普通はすると思うのだけど、ソレ…
◇1話遅れ。 ◆この回は、本編よりも、安彦良和さんのエンドカードにびびった。安彦さん描く「幼い児童(カツ、レツ、キッカ風といえば分かり易いか)」チューニングのキャラ達が、絶望先生を安彦フォルムへ引きずり込もうとしています。。。。 ◆さて、この回…
◆奔放な想像力、・・・といえば聞こえがいいが、混沌とした関係性の薄い、原作の書かれた時代性に根ざした「浅い妄想」が怒濤のように押し寄せてくる回。 ◇しかし、それはマイナスではなく、その発想の無邪気さに胸を打たり、鬼太郎達の(実に草創期のマンガ…
◇3話遅れぐらい? ◆生と死の皮膜の薄さについての、鮮烈なビジュアルイメージが深く印象に残る回。特に、大勢のヒトがホームから身を投げるイメージを、具象的で乾いた画面に定着させたシークエンスは見事としか言いようがないよ。ヤラレました。 ◆さて、と…
◇1話遅れ。 ◇クレジットによれば、Bパートが湖川さんの一人原画らしく、再度見返してみたけれども、職業監督に徹していらっしゃるようで湖川さんの個性が見えず残念。 これだけ自由度の高いシリーズ構成なので、湖川さんにやりたい放題してもらえないものか…
◇1話遅れ。 ◆前回の続きの試合を早々にすっ飛ばして、まったりとした後日譚メインの回。このシリーズは、この幸福で前向きなダラダラしたノリこそが価値だよ。ああ、癒された。 ◆この回は、特にBパートのタマちゃんのお父さんの、娘の機嫌をうかがってびく…
◆この回、未だにさっぱり見えない物語の構造のヒント、或いはブラフを付置するにしても、饒舌に文字やセリフで語らせ過ぎな気がしちゃった。 また、「平田先生が都をカウンセリングする様子を、扉の隙間から覗き見る一同」って、どれだけ原始的な演出なんだ…
◆内枠用の通常エンディングと、外枠用のギミックエンディングと、スタッフクレジットが二通りあるので、仮に上記のように記述してみました。実際は脚本すべて大和屋さんが書いているような気もする。 ◆さて、このシリーズは、定期的に「グダグダ感溢れるメタ…
◆トリニティ一派のパーソナリティの非道さをこれでもかと強調して、さあ、正義のソレスタが天誅を下しますよ!みたいなシンプルでストロングな展開。 カタルシスはあるが、余りにもシンプルすぎてなんというか・・・。 ◇そのシンプルな展開に、一般人(しか…
◆原作をうまく換骨奪胎した冴えたアレンジと、手練れの演出の目立つ回。面白かった。 ◆前回伏せていたニセ鬼太郎の行動と寝子ちゃん殺害の動機(地獄討論に臨むために地獄の砂を希求)を、あっけらかんと回想で処理する構成はどーかと一瞬思ったが、カットを…
◇1話遅れ。 ◆Aパートの主題である、「どうでもいい話ばかり覚えていて本筋を覚えていない」を実践すべく、Aパートでは、原作ではテキトーに描かれていた「脇筋(宇宙人襲来)=どーでもいい話」を「本筋」として全力で膨らませて演出し、Cパートで原作の「…
◇1話遅れ。 ◆「魂抜け」した古森太郎は、「書き割りの背景」を片づけた舞台のような空間で、無数に存在する「世界への窓」を幻視する。 ・・・・おお、このシリーズ初の「メタ世界」的展開!こーゆーの大好き。 ◇たくさんの仄めかしに埋没して、今まで物語…
◇1話遅れ。 ◆タマちゃんが卑劣なライバルを(卑怯な手段で負傷させられて不利な状況にも関わらず)退けるとゆードラマツルギーの筋が一本通っていて、非常にカタルシスがある回。 ◇ライバルの卑劣さの定型的な造形といい、まさにタマちゃんに退治される為だ…
◆原話「吸血鬼と猫娘」から、前回語られたトランプ重井(原作ではトランク永井)のエピソードの発端部分や、「ニセ鬼太郎」の鬼太郎へのルサンチマン、ニセ鬼太郎とねずみ男の奇妙な友情、ニセ鬼太郎が「地獄からの旅行者」を主張したことを発端としたTV局に…
◇つっ、月影センセーっ!・・・・・ああっ、お気に入りのエイフマン教授が抹殺されちゃったよう。 ・・・・というのはともかく、この回は、「世紀と世代を超えた巨大プロジェクト」の片鱗をチラ出ししてくれて、久々にSF的なギミックの要素が表に出てきて…