■銀魂92人の短所を見るより長所を見つけられる人になれ(本編)s大和屋暁c&d吉村愛g青木あさ子(外枠物語)構成&c高松信司d宅野誠起g青木あさ子

◆内枠用の通常エンディングと、外枠用のギミックエンディングと、スタッフクレジットが二通りあるので、仮に上記のように記述してみました。実際は脚本すべて大和屋さんが書いているような気もする。


◆さて、このシリーズは、定期的に「グダグダ感溢れるメタ物語」を送り出してくれて、たまーに感想をアップするのだけど、この回の外枠の物語の弾け具合は素晴らしい。グタグタ演出の極北にして、なんと挑戦的なコトバの並んでいることか。


◆以下、感動したセリフ群。
「アニメは会議室でできてんじゃねーんだよ。アニメーターが絞り出したなんかヘンな汁でできてんだ。」(銀さん)
「関係ねーんだよ。DVDだとか幾ら売れても現場には一銭もはいってこねーんだよ。製作費増えねーんだよ。」(銀さん)


「週間連載中の漫画が長期アニメ化した場合、必ずぶつかる問題。・・・それは!毎週20頁弱の漫画と30分のテレビ番組では進む早さが違うため、原作マンガにアニメが追いついてしまう!ということだ。」(銀さん)
「これに対して先人達は、様々な手段を講じて引き延ばしを計ってきた。」
「・・まずは、前話回想方式。毎回番組の冒頭に前回のラストを5分ぐらい繰り返すことによって、時間稼ぎをする・・番組によっては、サブタイトルが出るまで10分以上あるという猛者もあったという。」(銀さん)
「次に、回想シーンの挿入。バトルシーンなどで、二人が対峙して膠着状態になったとき、老師など訳知り顔のキャラが現れ、「アレは、ホニャララ神拳のホニャララ奥義」とか解説しつつ、使い回しの過去のシーンを長々と見せつける方法だ。あるアニメなど主人公達が一撃も拳を交えることなく、30分番組が終わってしまったこともあるという。」(銀さん)
「だが、ここに我が銀魂は先人達が創造しえなかった画期的な引き延ばし策を編み出した。それは・・・・・」(銀さん)
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい、5分たった。」(銀さん)


「長期ジャンプアニメはすべからくグタグタになっていくもんなんだよう。××しかり、○○しかり。それに、たまに息抜き回とかつくっておかねえと長くもたねえだろ。」(銀さん)
「誰の息抜きだよ・・・」(新八)
「息抜きじゃなくて、手抜きね。」(神楽)