2009-01-01から1年間の記事一覧
◇最終回。 ◇うーむ、わからん。整理しよう。 ◆「イザナギ(シオン)とイザナミ(イン)が出会うと世界が壊滅するような災厄が起きる。」という「三鷹文書」の予言に対応するために、それを「阻止しなければならない」という、<シオン&パブリチェンコ博士&マ…
◇やっと最新話に追いついた! ◆スオウが実は、イザナギこと兄シオンのコピー的存在であることが父パブリチェンコ博士によって明言される回。・・・ってことはやはり、最終回、スオウとイザナミ(イン)が出会ってしまい・・・・!的な展開を予想。 ◆しかし、…
◇1話遅れ。 ◆うーん、物語の仕込みが一挙に噴出して錯綜してきたなあ。とりあえず、太い物語のラインとしては、子供子供した女の子スオウが、冷静でぶっきらぼうで乱暴で感情を表さないけれども、優しく感じられ、頼りになるヘイに感情転移(例えば父親に対…
◇3話遅れ。 ◆ここに至ってヘイが思いを定め、一つの目標に向かって動き出して、俄然燃える話になってきたよう。素晴らしい。 ◇目的をハッキリ見定められず、事象の細部に思い惑い混乱している子供子供したスオウが主人公というよりも、この物語はやっぱり、…
◇3話遅れ。 ◆「契約者」となって感情が薄くなり人格が変貌してしまっても、過去の感情の揺れ動きや強い情念は残り、それが時折、こころの奥深く、閉じ込められた牢獄から浮上するように、ふつふつと浮かび上がってくる。 ◇しかし、「契約者」にとって、その…
◇4話遅れ。 ◆人間と比べて、感情が希薄化し、感情に左右されない合理的な判断が可能だという「契約者」に対し、感情一切が消滅して、人格の存在すら危うい「ドール」。 ◇演出上、完全に割り切った描写が出来る「ドール」に比べて、「契約者」という設定は、…
◇5話遅れ。 ◆スオウを好きだとひとり大騒ぎをし、母親に嬉しげに過剰に擦り寄り、くったくなく駄々をこね、しまいに母親の死に子供のように泣きじゃくる素直すぎるノリオ君を見ていて、感情の無い、若しくは薄い(と設定された)「契約者」に対置する意図で…
◇6話遅れ。 ◇ぶっきらぼうで乱暴な流れ者と、それに庇護され次第に懐いていく子供・・・・というこの回でのドラマ的な強調点を考えると、脊髄 反射的に連想される展開がありますよね。うう、心の準備をしておいた方がいいのかしら。 ◇ところで、前回も、次…
◇やはり、6話遅れぐらい? ◆ロシアを出立したヘイ、スオウ、マオ、ジュライがたどり着いたこの日本・・・・ここはどこなのかしら? ◇この街をたって東京に行くと言っているので、東京ではないみたいだし、そのわりに地盤が沈下するか、爆発かなにかで廃墟に…
◇6話遅れぐらい? ◆前作のキーマンだった「シュレーダー博士」の仮説に基づいて開発したと語られる、日本語を使う謎の組織(サンゴウ機関って奴でしょうか?)がヘイに仕掛けたトラップと、第一話で兄シオンが妹スオウに託した「流星核」が反応して、どーや…
◆7話遅れぐらい? ◆「見てろよ・・・真っ黒オヤジ!」 「エッチ!バカ!痴漢!変態っ!」 スオウに罵倒されてむっつり黙っているヘイさんが実に愛らしいなあ。 ◆前作の主人公ヘイさんは、すっかりアル中になり、目が血走り無精ひげを生やし、やさぐれてれて…
◆旧シリーズの後半のオリジナル展開が超大好きな人間としては、それらを全て否定しようとして始めたこの新アニメーションシリーズ、大いに反感を感じており(すみません!原作は読んでいません!)、実際話の大部分が被る二十何話ぐらいまではダメだなあ、劣…
わたしは家電量販店は、地理的な近さからビックカメラか、ヨドバシを愛用しているのだけれども、最近、仕事場の近さから頻々に新橋や大井町のヤマダ電機に行く機会があります。 両方とも目を疑ったのだけれども、例えばワタシの田舎ががある、茨城の取手の幼…
シリーズ構成:石川学 シリーズディレクター:中村健治 ◆ベースとなる舞台的な演出のアニメーション世界に、実写背景、実写人物、実写小道具、リアルタッチ作画、平面キャラなどをデフォルト状態で挿入。 それらによる異化作用と、原色の乱舞、特異なカッテ…
◇10月新番組 原作:BONES、岡村天斎 監督:岡村天斎 ◆2007年の春から秋にかけて放送された「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」の、まさかの続編。 ◆説明しすぎない落ち着いた手つきの確かな演出で最高度の好印象を残し、かつ奇妙で比類がない魅惑のS…
◆10月新番組 監督:鏑木ひろ シリーズ構成:金春智子 ◆なんと、プロダクションIGによる少女マンガのアニメーション化。 ◆控えめでネガティブ思考でいつもオドオドと冴えないワタシが、ワタシの本質を見てくれる男子の存在によって、本当のワタシを見いだ…
◇10月新番組 監督 : 日高政光 シリーズ構成 : 鈴木雅詞 ◆ああ・・・orz。こだわりの作品世界の構築と重層的な物語を特徴とする(していた?)、わたしの大好きな、マングローブはどこにいってしまったんだよーう。(以下貶し感想なので、好きな方にはごめ…
◇日本テレビ一挙放送第8夜その1/4 ◆エヴァに取り込まれたシンジは、母親の承認と一体感の中にいる。その中から他人の世界を感じ取るシンジは、母親の代理としての他人、無条件に承認を与えてくれる存在が自分が現実を生きていく絶対条件だと感じる。 ◇し…
◇日本テレビ一挙放送第7夜その3/3 ◇第1話やデュラックの海に取り込まれた第16話など、物語の登場人物達が驚愕するような不可能性の実現(電源の切れたエヴァの予期せぬ再起動みたいな)により、強烈なカタルシスを生むパターンは何度も繰り返されてき…
◇日本テレビ一挙放送第7夜その2/3 ◇日没寸前の夕日を背に、山がちな田園地帯を歩んでくる、使徒に乗っ取られた三号機が印象的な回。山と田んぼという地形を意識した舞台設定にシビレた。セミの声も素晴らしい。 ◇事態を知っているヒト(ミサト、アスカな…
◇日本テレビ一挙放送第7夜その1/3 ◇漫画的だった、鈴原トウジの存在を一挙にリアルに着地させる回。鈴原に思いを寄せる委員長とか、孤独に自分の趣味を突き詰めるケンスケとか、トウジによっていく物語の焦点とともに、イジワルなシナリオが好印象。バレ…
◇日本テレビ一挙放送第6夜その2/2 ◆シンジは使徒が構成する「虚数空間」の広大な無の世界に閉じ込められて、孤独に自己嫌悪と他人恐怖、そしてひとりでいることの安寧を内省する一方、死に直面して「ただ、みんなに会いたかったんだ」と思い、世界が反転…
◇日本テレビ一挙放送第6夜その1/2 ◆これまで、ひたすらカッコイイ、燃える、萌えるといった快楽原則に基づいてつくられてきた物語が転調していくきっかけになる回ではないでしょーか。面白かった。 ◇「都合の良い時だけ男にすがる女」としてのミサトさん…
◇日本テレビ一挙放送第5夜その2/2 ◇前半は、使徒の襲来を中心とした総集編。この編集が、文字と無音、そしてキャラクターのモノローグを巧みに使っていて素晴らしい。 ◇昔の戦記物映画などからの援用なのだろうけれども、各種特撮映像からの引用を独自性…
◇日本テレビ一挙放送第5夜その1/2 ◇燃える電子戦。 ◇コンピュータ・プログラムの世界で、具体的にどのように敵が侵入し、何が進行し、その対策としてリツコさんが何をしたのかとか、劇中進行している事態の「実質」が一切不明にもかかわらず、状況状況で…
◇日本テレビ一挙放送第4夜その2/2。 ◆衛星軌道上からの使徒の特攻攻撃。超望遠からとらえた映像の見せ方とかが燃えた。 ◆それはともかく、自分が人に認められていなくて寂しいという趣旨の繰り言を、もの欲しげに依存心満点で静かにグダグダ続けるシンジ…
◇日本テレビ一挙放送第4夜その1/2 ◇秘密基地が停電で機能しなくなったら、という前提のもとで、空調の効かなくなった室内でゲンドウが足に水を突っ込んでいたり、室内にロウソクを灯し団扇でで仰ぐ一同、ミサトとカジがエレベータに閉じ込められたり、手…
◇1話遅れ。 ◇7月新番組 監督:橘 正紀 シリーズ構成:高橋ナツコ ◆キワモノの企画ものかと思えば、中学生の日常の、家族とのすれ違いやオトナとの対峙で生まれるイライラ感がかなり良く描き込まれていて、力作シナリオ。 ◇特に、中学生ぐらいの子供っぽい…
◇日本テレビ一挙放送第3夜その5/5。 ◆この回は、如何に嘘の付き方、リアリティの積み重ねを工夫しても、個人的にはどーにもならないような気がしてしまった。 ◆溶岩をちょっと粘度のある高温な水程度の想定で演出しているのに、すっごく抵抗を感じてしま…
■新世紀エヴァンゲリオン09瞬間、心、重ねて(Both of You,Dance Like You Want to Win!)s薩川昭夫庵野秀明c樋口真嗣d水島精二g長谷川眞也設定補前田真宏ヲギミツム
◇日本テレビ一挙放送第3夜その4/5。 ◆「二人のタイミングが合わないと敵を倒せない」という強引で昔のアニメ的なメインストーリーに対し、期待される元気で二次元な人物の掛け合い芝居だけでなく、貧乏臭いリアリティ満点の壁掛けカレンダーでのカウント…