◇１話遅れ。 ◇なんという内向きな話。ホントーに「学園もの」なんだなあ、このシリーズは。 その内部の関係性も定型に閉じがちで、個人的にはあんまり面白くない。主人公達の幸福な「馴れ合い」がとっても居心地が悪いす。 ◇ヌルイ幸福感が漂う自足した「学…

◇１話遅れ。 ◆近所の神社への七五三のお参りを、じっくり丁寧な、何でもない会話の積み上げによって描く手つきが相変わらず素晴らしい。仕草作画もやっぱりよかった。 ◆このダイアローグの素晴らしさは、そうした何事も起きない日常ドラマを描く上で威力を発…

◇２話遅れ。 ◆恋愛の達人と嘯き、皮肉屋で、森羅万象を弁えているかのように横柄にマイペースに振る舞うタマキさんが、「男に媚びる女」を力を込めて嘲笑する「嫌な女」ぶりを見せるのがまずポイント。 ◇彼女の「男に媚びる女」への徹底的な行き過ぎた侮蔑に…

◆うう、なんだか、あまりにも純粋！な展開すぎて・・・微妙な心持ちに。 明らかに、頓知じみた観念的な「発言の解釈論（？）」でドライブされる物語に爆笑しているうちに、やがて何故かわびしい気持ちになっちゃった・・・ ◆「発言したんだから絶対守れよな…

◆うわ、せつねー。 ◇バニラは、肉体は亡びても精神は残るという世界で、自前の自分の肉体に執着する自己中世界を持ったナルシストであり（プライドが高く自分大好き？）、しかし、惚れたクロニコの心（中身は男だけどね）は意のままにならなず、その精神は諦…

◇２話遅れ。 ◆素晴らしい変則回。ものすごく面白かった。 ◇劇中劇ミュージカルの稽古をするという趣旨で、舞台劇を見ているような本編のセリフ回しと演出に萌えていたら、とうとう劇中劇ではなくて！本当に本編でミュージカルを初めてしまった。 ◇正確には、…

◇３話遅れ。 ◆子供の子供らしい言動と対話と行動描写が印象に残る回。 ◇「ユウノ先輩の妹の散鶴（ちずる）５歳」対「紫７歳」の対話が最強。紫が散鶴のゲーム機を子供らしい短気さで壊してしまうところがまずポイント。最初は責任逃れの言動をし、やがておず…

◇１話遅れ。 ◆「完璧なプロットの小説」に触発されて「自分の大切な人に手紙を書く」という状況が全く想像つかなくて、そんな本があればそれこそ将にＳＦでは・・・とか、思っちゃだめなんですね。ここは、物語を支える道具としてスルーするのが正しい。 ◇こ…

◇２話遅れ。 ◆主人公の超人的能力を、押さえに押さえてようやく４話目にしてビジュアル的にチラ出し。 日常対話重視でここまで来た、この我慢強さは原作ゆえか、それともアニメーションオリジナルなのか分かりませんが、素晴らしい。 ◇しかし、能力をチラ出…

◇３話遅れ。 ◇強さを求め、「揉め事処理屋」を生業としている主人公なのに、「長い物には巻かれろ」という人生観に徹している卑屈さが実に味わい深い。 誠実そうに見えるが、その場のノリにあわせた心の入っていない対話が自然でとっても心に染みます。 ◇こ…

◇ロボに変形して謎の敵戦艦に突撃する戦艦「マクロスクォーター」とゆー、燃える状況。 ・・・・なんだけど、何故戦艦が変形する必要があるのか？とか、ロボに変形して突撃することに戦術上のどんな優位性があるのかしら？とか、つまんないところで引っかか…

◆ルルーシュくん、君は小沢 一郎か！・・・つい最近見たよーな、「（キャラから見た意想外の）心の傷つき易さ」と計画がうまくいかないと放り投げる独善性に爆笑してしまった。 ◇それでも彼らがいないと組織が瓦解するから、おだててすかして祭り上げるしか…

◆「まるで善意のかたまりのような仲の良い老夫婦」という、ファンタジーな存在を、ファンシーな絵柄でありながら、ドロドロな存在に落とす脚本は大好き。今回もツボをつかれました。 ◇しかし、性的存在としての汚名は老婦人が被り、ジジイについては、弱く、…

◆やっぱりダイアローグが上手い。 セリフのキャッチボールが、声優さんの抑揚と作画的な演技付けと相乗して、キャラクターがすごく生き生きとしているなあ。 ◇驚くべき事にほぼ全登場人物、銭湯の番台のオバチャンに至るまで、このクオリティだから非常に見…

原作：片山憲太郎 監督・シリーズ構成：松尾衡 ◇５話遅れ。 ◆「大名の如き屋敷に住み、女性を囲い込み、妙な因習に凝り固まっている超お金持ち」とか「マフィアの親分みたいなやり手の美人社長」、また「強くなりたいと願う天涯孤独な貧乏少年」、「その少年…

◆Aパート、ハル爺にブランドモノのサングラスを贈りたいなあというミナモによる「じじい孝行の為に（少し）奮闘するプロット」と、融通の利かないロボ娘と真面目な格闘家であるミナモの兄とのイライラする会話に頭を抱えていたら、Bパートで豹変！ ◇日常に闖…

◇謎の侵略兵器バジュラに対抗するため民間軍事組織SMSの戦艦「マクロスクォーター」が発進。なーんかいかにも変形しそうな気が・・・ ◇ところで、この艦、政治的だか物語的だかわかりませんが仕込みの因縁がありそうです。 「艦長、例の件、本当なんですか？…

◇ピンチに投入される新兵器、燃えるメカ戦！ガンガン進む話といい、相変わらず小気味いい。 ◇しかし、思い焦がれた行方不明の妹ナナリーの前で固まってリクツをこねるルルーシュさんの歯切れの悪さに爆笑。 話の展開のすがすがしさとうって変わってナナリー…

◆うーん、キャラクターのフォルムが解体されすぎていて、個性なのやら下手なのやら・・・・わかんないや、とか思ってしまった。ごめんなさい。 ◇しかも、この回、フォルムを崩す代償として、アニメーションとしての「動き」に関心があるわけでもなく、画面間…

◆衒いもなく展開される「学園モード」の無駄に明るい語り口は、毎度の事ながら（個人的には）こっぱずかしくてかないません。しかし、吹っ切れていて、まあ清々しいか。 ◇一方で、着々とルルーシュの学園支配計画が進展していって、不必要な明るさとシリアス…

◆ううう、冒頭から頭でっかちに説明してくれているけど、メタリアルがなんなのか、未だ良く分からないよう。（何で海そのものなのかとか、何故そこにダイビングするという表現になるのか・・とか） ◆そのうえ、「「ハル爺の（ベタベタの！）ヒーロー物語」を…

◆・・・・なんという、不必要にダークな結末。素晴らしい。 ◆人の良い無知な「田舎もの」兄弟の、（欲をかいて結果として無二の肉親を殺してしまったとはいえ）行き止まりじゃない「違う世界」を素朴に健気に夢見て、密航した宇宙船で抱き合って亡骸になって…

◆私は、最初のマクロスしかみたことなく、その後の続編展開を一切スルーして生きてきたのだけど、ゼントラーディの巨人族としての属性ってどー処理してきたんだろーか。 ◇個人的な思いで言えば、（最初のマクロスにおいては）ゼントラーデが巨人なのは、「不…