2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧
◇2話遅れ。 ◆安定と不安定のバランスが面白い。 ◇不穏な生育環境や現在の状況を抱える主人公3人。そこに足を垂らした場面について、不安定な音による不穏な空気の演出がなされる・・・というのがこの作品のこれまでの中心を占める演出トーンだと思う。 だ…
◆なかなか慣れない小売り店員のバイトで、剣道の素振りに模した気合いで「いらっしゃいませ!」の声を振り絞り、それを客に見られて照れるタマちゃんがカワイイっ!・・・・・・と、この回の感想はこれ一本でいこうと思っていたら、Bパート!スーパーでの<…
◇ああ、癒された。この回は、ギャグと日常芝居がいいあんばいでいい話だった。無口なタマちゃんの初めてのアルバイトの話。 新しい体験で、世界がキラキラした新しい様態を見せる・・・みたいなラストの演出もしっとりとした落ち着いた感じで良かったんじゃ…
◆・・・えーっ、これで終わりなの。この後の泥沼化していくところは、スルーなのかしら。(次回以降フォローしてたらごめんなさい。) ◇しかし、どこへでも出張っていける超兵器4つと、あまねく情報を収拾し「正しい判断」を下すカンペキな諜報組織と情報網…
◆この回は、(諸星風の)ミチコを含めた、いわば「黄泉の国」のビジュアルが素晴らしい。「黄泉の国」へ「死人」を連れ帰りに行ったヤサコは、この世界が作られた核心に迫っていく・・・ ◇猫目とオバチャンが真相をボロボロ語る中盤から、コイルドメインの崩…
◆この回は、オトナ達にいびつなものとして否定された仮想世界での体験が、デンスケの死を媒介にヤサコの中で静かに咀嚼され、やがて力強くその存在を主張し始めるという展開がとってもカタルシスがあった。 ◇母親が(イライラする善良な鈍感さで)やんわり遠…
◆冒頭の、洗脳だか教化だかされた子供が親殺しをするというセツナくんの過去を、いや大袈裟な・・・・と思ってみていたら、うう、違うんですね。 ググって見ると、第三世界の民族紛争で、「少年兵」が前線に配備されることが、現代世界の問題になっているこ…
◇<タマちゃん>vs<コジロー先生の先輩>というアンバランスな対決を柱に、ギャグ的にも、ドラマ的にも、バランスが取れた好編。面白かった。 ◆この勝負、大のオトナが小さな女の子と本気で勝負するという非対称性が際だつのだけど、それだけにタマちゃんの…
◇いやあ、盛り上がるなあ。燃えた。 「メガネで見えるものなんて、・・全てまやかしだ。もうメガネなんて捨てろ。・・そして手で触れられるものだけを信じるんだ。・・・さもないと、私のように、・・メガネに殺されるぞ。」 ◆◆こういう、存在しなかったもの…
◇面白かった。 ◆第3話の無意味な鉱山攻撃に突っ込みを入れた脚本の愚直さに感動した。 ヘンに媚びたキャラクターと、無闇に強くてポーズを決めるガンダム達と、行動と成果を無理矢理直結させる展開が目立つけれども、これはこのシリーズを成功させる為の手…
4話まで見てきたけれども、いやあ、ダメだなあ・・・・ ◇脚本的にイマイチでも、ミニチュア特撮的に見応えあれば、全てが帳消し・・・・というのが、これまでのウルトラシリーズの私の見方だった。 しかし、このシリーズ、脚本は古典的(古典的というのは悪…
◇4話遅れ ◇ホームレスじゃなくて、ホープレスという概念が定着している未来世界をつくっちゃった製作陣に微笑み、湾岸の情景とビル群を貧乏なまでに徹底的に活用したドラマパートばかりの本編と、強引にハナシを進める省力脚本に脱力。・・・・・と思ってい…
◇5話遅れ。 ◇徹底的に東京湾岸の未来的都市情景を活用する低予算ぶりが涙を誘う。俳優三人ぐらい雇って湾岸でカメラ回して、ちょいちょいとCGで飾っているだけの気が・・・ 後半の現代人の寂しさみたいなところへ落とす落としどころはかなり好みだったの…
◇6話遅れ。 ◇ブレードランナーみたいな世界で、記憶をなくし、エイリアンハンターと定義されたイケメンが、セブンっぽい何かに変身してエイリアンを倒す話。 ・・・・セブンである必要があるのかと、迂闊な私は激しく思いました。
◇いいなー、面白かった。 こういうグタグタ感満点で癒されるVSモノはなかなかお目にかかれない。 前回に引き続き、練習試合の相手の生徒達のちゃらんぽらんなキャラ造形がすごくヨカッタ。 コジロー先生もすごくいい加減で素晴らしい。 ◇ところで、主役達…
◇面白かった。 ◆いままで丁寧に描写されてきた3人のキャラクターの、死に直結する原体験的コンプレックスが、湖底から再び現れた廃墟の病院で異界への道を開く。 ◆死に関わる会話を交わす3人を描写した、いつものように低体温で淡々とした状況の積み重ねが…
◇1話遅れ。 ◇この回は、コジロー先生の<勝負>の相手の先輩の、その教え子達の分かり易いダメ人間ぶりの連投に癒された。やっぱりこうでなくっちゃ。 超個人的な好みだと、試合とか真面目な部活の様子や、青春ドラマ風の付置よりも、ダメでゆるーいカンジ…
◇1話遅れ。 ◇うう、これは難しいな。作り手のノリと原作のノリが上手くかみ合っていないのかもしれない。 ◇すなわち、原作ほどギャグが前面に押し出されず、真面目に日常のドラマを堅実な演出で積み上げようと言うベクトルがある一方で、原作(ほぼ)準拠と…
◇この回は、電波と対話するアレルヤさんのエキセントリックさに痺れた。 口の軽い好青年と思いきや、酷薄な皮肉屋の素振りを見せてナイス。 「事故か。・・・ふふふ、ご愁傷様だな。」 ああっ、でも結局はいい人でちょっとがっかり。どうやら過去に宇宙漂流…
うーん、なかなか物語が動き出さないなあ。相変わらず音の演出は凝りに凝っているのだけど。 この回は、異界あるいは無意識といったビジュアルに訴えかけるギミックがほとんどなくて、主要登場人物三人を中心とした日常とうらはらの神経症的な行為、精神的な…