■バンブーブレード06川添珠姫と遅刻の武礼葉s倉田英之c&d五十嵐達矢g山岸正和山根理宏

◇いいなー、面白かった。
こういうグタグタ感満点で癒されるＶＳモノはなかなかお目にかかれない。
前回に引き続き、練習試合の相手の生徒達のちゃらんぽらんなキャラ造形がすごくヨカッタ。
コジロー先生もすごくいい加減で素晴らしい。

◇ところで、主役達は、物語的には引き立て役になるはずの対戦相手に、（タマちゃんをのぞいて）すっかり埋没してしまっております。
いーのか、これで。・・・と言うよりは、ギャグ主体でチューニングされたキャラに、「勝負に勝つ」と力こぶつくってまともに試合しようとすれば、分が悪いよね。

これも（アニメーションシリーズが）真面目に主役達の物語を積み上げようとしている（たとえば、この回だとタマちゃんに教えられてみんなが武道的に成長していくみたいな。）のが裏目に出ているところかも。
仕方がない。

◇あと、この回は、１、２話あたりに見られたシリアス芝居に挿入される突っ込みとか、ギャグのタイミングの切れ味が久々に鋭くて非常に気持ちよかったです。笑った。

◆◆以下メモ◆◆
・（第一話で落下してきた）教頭先生にタマちゃんがメガネを借りるエピソード。アニメオリジナルかと思ったら、原作でもメガネをかけているタマちゃんの背景にちーさく落書き風に描かれてました。（アニメはガッツリ手堅くて真面目な演出。・・・残念なことにあまりに手堅い演出で笑えない。）
・このヘンにもアニメと原作のスタンスの違いが出ているような気がして面白いと思ったりしてみた。