■新世紀エヴァンゲリオン11静止した闇の中で<The Day Tokyo-3 Stood Still>s榎戸洋司庵野秀明c摩砂雪d渡邉哲哉g河口俊夫

日本テレビ一挙放送第4夜その1/2


◇秘密基地が停電で機能しなくなったら、という前提のもとで、空調の効かなくなった室内でゲンドウが足に水を突っ込んでいたり、室内にロウソクを灯し団扇でで仰ぐ一同、ミサトとカジがエレベータに閉じ込められたり、手動でひらく秘密基地への進入扉など、微妙に貧乏ったらしい、そう四畳半のリアリティとでも言うようなディテールが効果的な回。


◇停電とは直接関係ないが、リツコとマヤとアオバの冒頭のクリーニングの受け取りシーン、電車で新聞を読んでいる副指令に出くわすところ、シンジがゲンドウに進路相談の面接について電話するところの電話待ちの音楽や、選挙カーの拡声器などのディテールもいいな。


◆しかし、いかにエヴァを起動させるとは言え、ゲンドウさんがみんなと一緒になって汗を流して共同作業をするというのは、キャラクター的に違うんじゃないかと、今回も見て思ってしまいました。


◆◆以下メモ◆◆
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「さすがは科学の街。まさに科学万能の時代ですね」


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「やはりブレーカーが落ちたと言うより落とされたと考えるべきだな。」(ゲンドウ)


「おそらくその目的はここの調査だな。」(ゲンドウ)
「復旧ルートから本部の構造を推測するわけですか。」(リツコ)


「本部初の被害が、使徒ではなく同じ人間にやられたものとは、やりきれんな」(フユツキ)
「所詮、人間の敵は人間だよ。」(ゲンドウ)