■俗・さよなら絶望先生04_a「路傍の絵師」_b「むずかしい本ばかり読んできました」_c「薄めの夏」s小黒祐一郎_構成東富耶子c（a）中澤勇一（a&b&c）森義博d森義博g（a）中澤勇一（b&c）古川英樹

◇１話遅れ。
◆Aパートの主題である、「どうでもいい話ばかり覚えていて本筋を覚えていない」を実践すべく、Aパートでは、原作ではテキトーに描かれていた「脇筋（宇宙人襲来）＝どーでもいい話」を「本筋」として全力で膨らませて演出し、Cパートで原作の「本筋（小森の誘惑）」を「脇筋＝どーでもいい話」として、入れ替えて演出。
（たぶん、アニメ版が、本来の原作の意図通りの構成。原作は頁が足りなくて、意図通りであれば、「脇筋（小森の誘惑）」として描きたい部分が、「本筋そのもの」になっちゃっています。）

◆なのだけど、ああ！シナリオで印象に残したかった「Cパート＝どうでもいい話」よりも、Aパートの、シリーズ規格外の微妙で座りがわるいキャラデザの違いとゆー、（シナリオにとっては想定外であろう）「どーでもいい部分」が、実は最も気になってしまいました。
これは、実は作画と演出一体になった高度なギャグ？

◇また、Aパートでは、今川ジャイアントロボや、エヴァパロディをかなり全力でやろうとしていて、悉く劣化していたがゆえに印象にのこるという、居心地の悪さも楽しみましょう。
本当はここで無駄に全力を傾けて成果を出し、しかしなお！Cパートが印象に残るというオチを決めたかったんだろうな。

◇ちなみにワタシが、最もココロにのこったのは、Aパートの斜め後から見た絶望先生の奇怪な髪型でした・・・