■機動戦士ガンダム00 17スローネ強襲s黒田洋介c&d榎本明広_キャラg松川哲也_メカg有澤寛

◇つっ、月影センセーっ!・・・・・ああっ、お気に入りのエイフマン教授が抹殺されちゃったよう。
・・・・というのはともかく、この回は、「世紀と世代を超えた巨大プロジェクト」の片鱗をチラ出ししてくれて、久々にSF的なギミックの要素が表に出てきて非常に面白かった。
あと、ソレスタルビーイングという組織の全体像の謎と、サブ組織間の軋轢がいいカンジです。


◇エイフマン教授が気がついたらしい「「戦争根絶」とゆー、目的が実は嘘っぱちで、隠された「真の目的」がある!」というのは、若干脚本の逃げのような気もしてしまったけれども、「戦争根絶」絡みの話の組み立てがうまくいっていないだけに、見ているワタシにとっては救いデシタ。(脚本的には、第8話「無差別報復」の回で、日本のTV局の姉に同趣旨のことを言わせているので当初の予定どーりなんでしょうけれども。)


◇富野系ガンダム伝統の「木星」勢力の登場の予感。トリニティ一派に指示を出すソレスタの謎の上部組織。その上部組織がプトレマイオスを中心とするソレスタに不満を抱いているという匂わせや、ソレスタの作戦行動立案の柱であるコンピュータ「ベーダ」が実は信頼できないんじゃないかとか、非常に興味深い回でした。


◇ただし、(ヤサグレたハロを含めて)トリニティ一派の分かり易すぎる人格破綻キャラ達は、どーにかならないかなあ。ネタとして爆笑するのにはいいんだけど・・・・まあ、心地よく爆笑しました。


◆◆以下メモ◆◆
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・アバンで、80年前の木星圏。遭難船を調査する謎の一団。
「だめだ・・・メモリー類は全て取り外されている。」
「6年もかけてきたってのに・・・手ぶらで帰れるか。」
・彼らは現トリニティ一派所有の、ヤサグレハロを発見して帰投。


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・ロックオン兄さんのハロが、トリニティ一派のハロを「兄さん」と呼ぶ。


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・スローネの機体を内緒で調査したメカニックのおじさんに、スメラギさんが指示。
「報告書は独立端末でお願いします。・・・決してベーダには入力しないで。」


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・「御小姓」だとばかり思っていたリボンズくんが、アレハンドロ・コーナーに、何らかの機密度の高い情報をもたらしたらしい。この人は実は重要なヒトなのか。
「貴重な情報をありがとう、リボンズ。私は君に会ったことを神に感謝しているよ。」(アレハンドロ・コーナー
「私は監視者。ただ世界の変革を見つめているだけの存在だ。」(アレハンドロ・コーナー


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・ソレスタの核心に迫ったエイフマン教授は、ソレスタの謎の上層部より指示を受けたトリニティ一派により暗殺されてしまいました。
「私の仮説通り、ガンダムのエネルギー発生機関がトロポジカル・ディフェクトを利用しているなら、全てに辻褄があう。」
ガンダムの機体数が少ない理由も、200年以上もの時間を必要としたことも。・・あのエネルギー発生機関を作れる環境は木星・・・」
「あっ・・・120年前にあった有人木星探査計画。あの計画がガンダムの開発に関わっておったのか。だとすれば・・・・やはりイオリア・シュヘンベルグの真の目的は戦争根絶では無く・・・・」