■シゴフミ04ナミダs大河内一楼c木村真一郎d矢吹勉g高野和史ひのたかふみg補児玉亮小宮素直川上暢彦水本茂樹

◇3話遅れ。
◇高校時代の、友情の延長上にある淡い同性愛的で心理的な交流を、状況と間と少ないセリフで、音楽をほとんど用いずに上手く演出。
この状況を、夏の放課後や合宿の黄昏の時刻の「けだるさ」の上に配置するのが上手い。
ああ、こういう雰囲気ってあるよねと思わずリアリティを感じてしまった。


◇ただ実際は、母親にアンビバレンツな感情を抱く女子学生はともかく、それを優しく受け止めるような包容力のある高校生って空想上の存在なんだよなあ、きっと。
空想上の存在と関係性だけど、リアリティを感じるってのは、あらためて思うと面白いな。私の中には、自分の空想で創造した「私の現実」があるんでしょうね。