■バンブーブレード20ブレイバーとシュナイダーs倉田英之c伊藤浩二d元永慶太郎g植田洋一川口理恵永田正美

◆素晴らしい他愛の無さ!
◇無駄な話のディテールに裏打ちされた「どーでもいい日常」にとっても癒された。面白かった。


◆オリジナル展開はどーやら、タマちゃんの幼少の原体験でもある「戦隊物(=ブレードブレイバー)好き」に焦点を当ててきて、ご丁寧に「戦隊物好き」のオリジナルライバルキャラまで出してきたよう。


◇この二人の「遊園地の戦隊ものショー」を舞台にした「大人げなさ」を過剰にマンガ的に描かず、(当然マンガ的ではあるが)淡々と事象だけ語っていく手つきがツボすぎる。(だから、「戦隊もの歌唱勝負」の「中身」を省いたのは正解だと思った。)


◆しかし、作品を製作レベルで語るメタ的視点を持ちながら、他方、舞台で展開される他愛のないショーに幼子のように没入するタマちゃんは、矛盾のかたまりで、奇跡的な存在で、しかし理想的な視聴者だなあと思いました。タマちゃんの魅力の本質がよーく出ていたんではなかろうか。


「コスモサーティーンも好きなの?」(ユウジくん)
「うーん、好きっていうか、一応見てはいるけど、基本的には面白いんだけど、少しメンバーが多すぎるって言うか、敵の暗黒星雲12神衆よりも人数がいるから、緊張感に欠けるっていうか、メンバー10以降はまだキャラ立ちしていないし・・・あっ、でもCG関係の処理は良くできていると思う。前作で上がったスキルを上手に生かしているのが分かるから、その分バンクも多いけど、ちょこちょこ変えてあるから、見ていて楽しいし・・・」
『うわあ・・・、こんなにしゃべるタマちゃん初めてだ・・・・』(ユウジくんの心の声)