■REIDEENライディーン26決戦s横谷昌宏c荒牧伸志竹内敦志多田俊介d本郷みつるg斎藤卓也小村方宏治竹内敦

◆せっかくの最終回だけど、縦走ヤマノボリに行っていたので今頃見た。
低気圧の接近する中で思いがけなく晴れて絶景。メジャーコースだけど夏末期の時期はずれに加えて天気予報が安定していなかった為、人っ子一人いず、3日間の無人の異界が素晴らしかったデス。
浮き世離れしたワタシの文章がさらに浮き世離れしていくのも当然のことです?ということで以下。


◆さて。えーと。
この世界は、ライディーンの見ている夢であり、メタ的存在のライディーンにとっては、異星人の襲来も、ヒトガタとして学生ライフをエンジョイするのも、全て(場合によってはライディーン自らセッティングした)脳内イベントに過ぎず、等価であると言う解釈でいいのかしら?


◇だから、地球上の都合のいい海底や、月にライディーンの武器が突如出現するし、これだけの異星人の襲来による都市破壊にも関わらず、人死にのリアリティがない。
想像の書き割り世界だから、キャラクターの立った登場人物はおらず、生死を賭けた切迫感もなく、防衛組織だって、なんだか薄ぼんやりしているのが当然だ。70年代テイストの悪役異星人だって登場しちゃうぞ。
どこかリアリティを欠いたぼーっとした作品テイストは、そのまま世界の構造を示していた・・・・ってことでどうでしょうか。


ライディーンさん(女性!)は、そんな人類滅亡イベントを何回も繰り返して、あーもうあきたなぁと思っていたところ、男子高校生がライディーンのヒトガタを好きになるという(ライディーンさんにとっては)希有なイベントが起きて、それに夢中になって、この世界をもう少し続けてみようかなと、思ったと。
そりゃもう、切迫感なく、「いったん滅亡させてまたやりなおそっかなあ」ぐらいの勢いでいたのを、「男子高校生ラブもありかも・・」みたいな。


◇つまり、ライディーンさんは精神的に成長して、「人類滅亡の大きな物語」期から、「日常の細々とした恋愛だとか生活が気になる」期に入ったというラストの解釈でワタシは行こうと思うのですが、宜しいでしょーか。


◆ところで、敵に吸収されたロクセルどーなったのかしら。何の決着もなくて、不憫な奴め・・・・


あと!前回、異星人の宇宙船で行方不明になった星川ねーえさんが完全放置で無念。最後は、前田崎一派のスチャラカ寸劇のノリで幕を閉じるのが正しいとおもうのだけどなあ。それが良かったんだし。


◆◆以下メモ◆◆
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・しかし、返す返すも、家族がうっとおしい。


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・ジュンキの脳内での、碧乃さんとの対話。
ライディーンってなんなんだ?」(ジュンキ)
「滅んだ種族の生み出した究極の兵器。無限の時を生き、いつしか全知全能なるものになっていた。それゆえに自らの力を封印し、永い眠りについていた。」(碧乃)


・世界の仕組みについて碧乃さんが語っています。
「時間をさかのぼり、全部やり直すことが出来る。また、元の日常に戻れる。」
「いずれまた異星人達はやってくると思う。でも、その時ライディーンに乗るのはジュンキじゃない。たぶん、他の誰か。」


・で、こう食いつくジュンキ
「この現実でいい。オレはアキラが好きだ。」