■精霊の守り人16ただひたすらにs櫻井圭記神山健治c橘正紀d初見浩一g井川麗奈

◆6話遅れぐらい?
◆ええと、青霧峠の霧が毒性だってのは初めて聞いたような・・・第6話(青霧に死す)だけだけど、見返してみても見つからない。どっかで言及されていたのかしら。ちょっとワタクシ、ボンクラかも知れないっす。
しかし、だとしたら、青霧峠で何故バルサとチャグム王子が(滑落死を免れた上で、なお)毒の霧でも大丈夫だったかという謎が更に積み重なる気が・・・


◆さて、(今更ながらの)青霧峠の現場検証で、シュガと暗殺集団は、(チャグムと女用心棒の死体が無いことで、)ふたりが生きている事を確信。
しかも、その後、シュガの建国正史の誤りについての説得により、聖導師さま、ミカド2人がそろって、サグム第一王子亡き今、チャグム第2王子が生きていることを朗報と捉えるようになる。


◇これで、物語の重要な対立構造が無くなってしまうなあと心配していたら「女用心棒から奪還」という「狼藉者にさらわれた王子」という構造にすり替わっていて一瞬安心。


◇だけど、よく考えたら、誘拐の真相を、聖導師とかシュガとかは知っているはず(第2話で対話していました。)。なのに、話し合いなくいきなり「王子奪還」とくるノリが荒々しくて素敵というか・・・。
とりあえず、「宮廷の事情を知ったモノを生かしておかない」ということが常識になっているヒトビトなんだと、脳内補完して置きました。


◆ところで、この回の見どころは、なんといっても、ミカドの暗殺集団が連携プレーでトーヤが設けた「何でも屋」の帳簿をこっそり盗み見るところ。
(倫理にうるさそうなシュガくんの指示なのかも知れないが)子供一人になんとも大袈裟な籠絡の日数(3日だってさ)と連携チームプレー、そして無駄な「超能力」を使うモノだなあと、その牛刀ぶりに超爆笑した。


あーもうダメ。愛しすぎるよ、この暗殺集団!第6話の「沈思黙考!」以来のダメ暗殺集団コントを堪能しました。