■精霊の守り人17水車燃ゆs岡田俊平神山健治c&d佐山聖子g杉光登小谷杏子

◆6話遅れぐらい?
◆チャグム王子とシュガをいきなり鉢合わせさせる展開に意表をつかれた。シュガくんはヘンに馴れ合わずに、身分意識を出していてなかなかヨカッタ。


◇しかし、シュガの態度が柔らかすぎて、バルサの対応が不自然に見えたかも。バルサの拒絶は、「チャグムを救えるのはワタシ(達)だけ」という自分自身への信頼感が強烈なのか、宮廷不信が強いなのか。
このシナリオだと、前者しか感じられなくて、しかしそう思う根拠が薄く見えており、バルサが考え無しの強情に見えてしまって、何だかバランスが悪いと思っちゃった。(我々をチャグムくんと同じ境遇に置くという演出意図なのかもしれないけれども。)


あと、「チャグムの命が危ない」という切迫感も欲しかったところ。ワタシがボンクラなのか、トロガイ師からの伝聞と、目的を果たせるのか当てにならない「言い伝え探し」という行動だけだと、切迫感が薄いような気が・・・


◆しかし、この回の見せ場は、またもやダメ暗殺集団。大勢で留守の水車小屋を取り囲む様の何とも言えないマヌケさが素晴らしかった。
「他人の家に不法侵入するのは良くないよ」という隊の内規でもあるのかしら。ヒトを殺すプロが、常識人の倫理を自然体で守るギャップがとても味わい深い。(侵入した形跡を残すのが嫌だったのかも知れないけれども・・・・それにしても。)


◆ところで、バルサは、星読み博士のシュガくんを痛めつけたのだけれども、シュガ、粘着質っぽいので後が恐いよ、きっと。