■エウレカセブン37レイズ・ユア・ハンドs大野木寛c水島精二d&g伊藤秀樹Mg前田清明

aパート、グレッグの推測や、ノルブ師のボダラクの教義というカタチを借りて、今後の展開の、中心設定が語られます。「くだんの限界」って、造語デショウカ?
いくらなんでも、知的生命体が溢れて、「くだんの限界」を超えると、「物理宇宙」、空間が崩壊するってえのは、作中断言されちゃえば、仕方がないけど、説得力ないような。
絵で強引に納得させて欲しいんだけどな。言葉での説明だけじゃなく。


一方、デューイ大佐は、メディアを借りて大衆操作をしておりますが・・・・んんん、サッカー場みたいなところに民衆はパラパラ居る程度で、なんかうらびれたカンジを受けてしまったのは気のせいか?まあ、映像メディアを中心に世論を動かすという事みたいなのでいいのかな。
しかし、既に軍を掌握しているデューイ大佐が、この演説会をする意味がいまいち分かりませんが、仕上げに、民衆にアリバイをつくったということでしょうか。
軍内部に、デューイ大佐への対抗勢力が出てこないのが納得いかない。軍はかなりいい加減な組織みたいなので人材不足なんでしょう、きっと。


さて、デューイ大佐は、クテ球が消滅する時間に、アネモネを初めとしたアゲハ隊を投入、民衆に自分たちが撃退したように見せた映像を見せて、支持を煽った上で、舞台上で、首都であるキャピトルヒルも、いままさに抗体コーラリアンに襲われているとゆー、一世一代の演技を披露。
こうしたコーラリアンの脅威を取り除くべきだと叫び、この脅威に何も出来ない賢人会議を批判するのでした。


演技なのはいいのだけど、実際に首都と通信途絶させたりする手間はどうしたんでしょう。それに、都市間の通信があまり機能していない世界設定であっても、いずれ真実は漏れ出すので・・・・あんまり思慮深くない嘘のような。それとも、次回あたり、自ら首都を殲滅するという展開が出て来るのか。出て来る気がするな。


エウレカは人になることを望んでいる。そうなる前になんとしてもやり遂げなくてはならない。」とノルブ師とホランドが対話しているので、人になると、口寄せの巫女として働くことができなくなるんですね。


◇以下メモ。
・この後の展開の中心設定について
ノルブ師「この世である第三かん界は、ボダラクの想念の泡にすぎない。いずれやぶれ、つきる。」
ミーシャ「その引き金が、知的生命体の総量なの?」
ノルブ師「われらは、生きる迷いと言っているが、おまえ達の言う知的生命体と同じだろう。思い、悩み、苦しみ。迷いが第三官界に満ちれば、ボダラクの想念は消える。」「ボダラクとは状態を表す言葉だ。だがそこには意志もある。意志を持つ状態だ。」


・スカブコーラルの状態について
グレッグ「スカブコーラルの知性体総量はとっくに「くだんの限界」を超えているはずだ。」
ノルブ「大地は夢を見ている。」
グレッグ「スカブコーラルは休眠状態にあるんだ。だから件の限界を超えずにすんでいる。」
ノルブ「大地が目ざめれば、空がさける」
人間はこれだけ集まってもくだんの限界に達しないけど、スカブ・コーラルは、もうすごい密度の知性体って設定なんでしょうか。


・グレートウォールについてのグレッグの推測
「あそこにはゆがんだ空間がある。あらゆる物理法則が無視される空間がねぇ」
「数千年前に巨大隕石が落下したんだよ。そして、休眠状態にあったスカブコーラルの一部が目ざめ、くだんの限界を超えてしまった。スカブコーラルはおそらくはあわてて、また休眠状態に入った。」
「だけど、件の限界を超えた空間が残った。スカブコーラルが全部目ざめれば、その空間総てを飲み尽くす。」


・ノルブ師受けて曰く
「そうなる前に、スカブコーラルと合一、すなわち第十官界へ進み、彼方のボダラクを目指さねばならない。スカブコーラルは船だ。かの岸へ我らを乗せる船。」
「船へと誘う風に絶えずさらされているというのに」ナゼ気が付かない。それは「トラパーの事だ。」


・トラパーがエネルギーを放出することについて
ノルブ「なぜ想いは実現すると想う?」
グレッグ「そうか、思考はエネルギーなんだ」
ノルブ「第七官界の力は第三官界へ影響を及ぼす。第七官界とはいけるモノの思考そのものだ。」


・なんか、いい感じのSFからトンデモの領域に入りつつある気がするのは気のせいか。