■舞-乙HIME15アリカ、泣くs吉野弘幸cよこた和d宅野誠起g門智昭

これで週の半分、このシリーズに毎日触れてしまった・・・・オレのアイデンティティは大丈夫だろうか・・・。
さて今回の話。エロマンガみたいな暴漢に襲われる展開に、助けに入るウォン少佐ってのは、あまりにストレートな展開。ちょっとはずかしいですね。まあ、いいけど。
アリカさんは、ウォン少佐にセルゲイといってすり寄っていき、キスしてちょうだい体勢で殊勝に待ちかまえたりしてます。まったくそんなキャラクターとして造形されていないのに、免疫がなくてってことでしょうか、ここ3話で坂道を転がり落ちるように、転落し、とうとうここまで。


Aパート最後、キス寸前で、場面を止め、Bパートで、異様にテンションが高い、朝のアリカから始まり、時折動作を停止したり柱にぶつかったりする様を示しつつ、一体どうなったんだと我々に思わせ、所々にウォン少佐との昨晩の場面の続きをカットインさせて、最後に真相を明らかにする構成は上手いと思いました。


あと、シマシマ団の団長、ナオ先輩を始めとして、前作の登場人物達は、ムリにドラマを作る必要がない立場なので、前作の様な余裕のない葛藤に追い込まれることなく、主人公たちの保護者みたいなカンジでいて、ほほえましい人物配置です。
その分、このシリーズの主人公たちは、なんだか自主性とか、駆動力に乏しい気がするけど。


◇以下メモ。
・クラス一の陰湿な緑髪の姉さんは、ミーアさんを脅して、すべての責任を押しつけ、学園から放逐してしまいました。
ジパングのタクミ王子に、為政者としてどうかと(それとはしらずに)言われてショックをうけつつ、彼が気になって仕方がないマシロ様。彼女を慰めに訪れたアリカが、ウォン少佐のことを思いつつ、一緒に涙を流すのは、とってもカワイイカンジ。このふたりの精神年齢の低い幼稚な会話は、非常に和むな。こいつら一体何歳なんだ。


・結局、ウォン少佐は、ジゴロを偽り、簡単に落とせてつまらないとアリカに告げ、レナさまが惨めな最後を遂げたと侮辱し、アリカを自分から引き離す作戦を決行。


・ウォン少佐「なぜ・・・おれは・・・バカな・・。あの子はニナと同い年だぞ。しかも、レナ・・あの人の娘ですらないんだ。なのに・・・・・」って言っているけど、アリカは、レナ様の娘ではないと言う趣旨のセリフを言っているのかな。
・てことは、言い換えると、「ニナと同じ年であり、(自分のあこがれであった人の娘だったりするなどの)好きになる理由もないのに、ナゼ、オレは好きになってしまったのか・・・」って事かしら?


・そして、彼は、ナギ殿下に課せられたミッション(本物の姫をみつけ、手中にすること)に背理した自分と、アリカが好きかもしれないと気が付いてしまった自分に深いとまどいを覚えるのでしたとさ。


・レナさま、前王の王妃とは別に、前王と恋をしたというお話みたいですな・・・不倫なの?