■四畳半神話大系05ソフトボールサークル「ほんわか」s上田誠湯浅政明c浜崎博嗣d高橋知也g石浜真史総g伊東伸高

◇1話遅れ。


◆ア○○ェイまがいと宗教と自己啓発セミナー。身を滅ぼす地雷属性が混交したサークルに入ってしまった「わたし」の巻。


◆主人公の落ち込むネガティブな境遇としては、文句なしで、かなり面白かった。ただ、以下いつものごとく超個人的ないいがかり的文句が・・・・・読まないでおいてください。・・・うう、ごめんなさい。


◆何はともあれ、地雷サークルのメンバが、虫をも殺さぬ、善性を振りかざすが押しつけがましさのちっとも無い没個性の人間達として描かれているのに違和感を感じてしまった。


◇現実のア○○ェイの人とかのガツガツとした肉食性、宗教のヒトのアクティブな偽善性と押しつけがましさを考えると、主人公の落ち込む境遇として物足りない。せっかくの美味しい素材なので、もっとひどい目にあってほしいような気が・・・・


◇そんな中、Bパート中盤に登場してアジる、金満風のふとっちょおっさんのインチキ臭さと、それに応える信者の演出がヨカッタ。特に声。


◆あと、自らの属してしまったサークルへの客観的な批判する知性が「わたし」にありながら、2年がずるずるすぎてしまった事に対する納得性が・・・・。ここは是非「わたし」の特徴である「肥大化した自意識」に関わる話になるとよかったなあ。



◆絵的には、毎回の例に漏れずこの回も、湯浅節を圧倒的に堪能できるのだけれども、物語にドタバタ成分や動きが足りず、せっかくの異彩を放つ演出が、饒舌な語りに埋没してしまっているような・・・・



◆◆以下メモ◆◆
・「ほんわか」は原作にも登場するが、その内実を語るこの回は、宗教オチの骨格に名残があるがほとんどオリジナルな展開。


・キャッチボールする時の歪んだ空間演出にしびれた。


・最終盤の、「ひげの人」の「わたし」の四畳半への乱入が、物語のラストに向けての付置なのだけれども、説明はともかく絵的に混乱して前後の話とも遊離しており、徹底的に意味不明になってました。。。。。