■さよなら絶望先生04ヒジニモ負ケズ ヒザニモ負ケズ&アンテナ立ちぬ いざ生きめやもs高山カツヒコc田中穣d飯村正之g田中穣

◆なんというか、ちょっと他で見ることが出来ない「いかがわしさ」満点のOPが、鮮烈すぎます。
(SM風に体を縄で縛ったりとか)カストリ雑誌(印刷の悪いタイポグラフィがまた・・・)的なエログロ趣味を、身体性の希薄な久米田キャラをベースに展開されると、えも言われぬ性的かつ変態的な猛毒がまき散らされているのを感じてしまいました・・・・。


◇個人的には、OP全編、絶望先生が、切羽詰まった焦点の怪しい「基地外の目つき」として表現されているのに、感動しましたよ。すごいや。


◆ところが、OPの猛毒に比べて、本編の内容の、可愛らしくて大人しいこと。
この回も、結局は、クローズアップされた生徒さんは、(ワタシ解釈では)基地外というオチなんだけれども、優しく可愛らしい演出のオブラートにつつんでいて、生ぬるい。


(前回、倫理的に気になったという感想を書いたワタシだけど)もっとダークに、もっと倫理の限界にチャレンジしてほしいと、願ってしまっている自分に気がついたのでした。


◆◆以下メモ◆◆
・この回は、いわば基地外キャラ3題。
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・原作では、単なる天然ボケ程度の印象だったけれども、カフカちゃんの本気の基地外ぶりが、かなりツボ。
「わたし、来世で神だから。」


「そうですか。ポロロッカ星は、今、14年に一度の春なんですね。・・野原一面に、来世草や生肉花が咲き乱れ、よろめきバッタや、夢色かめむしや、闇カナブンが、虫会議に集うのですねーっ」


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・Aパート。壁から生えるしっぽで一杯の、コブシさんの部屋のヤバさが、際だつが、可愛くまとめてしまっていて、返す返すも残念。


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・Bパート。オトナシさんの悪霊憑依オチは、パワーがあったけど、前フリが・・・