■ウルトラマンマックス27奪われたマックススパークs小中千昭d&特技d八木毅Cgid板野一郎

第二話、怪獣を飼う女が、せっかくエレキング出したのに、OLのへたくそ演技相まって、あんまりな出来だったので、それの供養としていいんじゃないでしょうか。
最近のギャグ系に流れがちな傾向から一転して、割とハードな状況と対話、細かくカットを刻んだ画面と、派手なメカ戦と、キチンと作った街のミニアチュア。恐怖ものっぽい雰囲気。


隔世の感を感じたのがピット星人に扮するお姉さんふたり。原典の、ウルトラセブン「湖の秘密」では、ピット星人、謎の少女と言われてみたら、ブスでびっくりしますよ、本当に。当時の特撮モノは、主人公クラスでさえ、平気で顔の不自由なヒトがキャスティングされていて、すごいですから。


◇以下メモ。
・ドレスを着た、ピット星人の二人のお姉さん、ものも言わずに、次々にカイトに蹴りをいれ、半殺しにします。凶暴すぎ。倒れて振り向いたら、同じく横になってポーズつけてるお姉さんがいきなり蹴りを入れてきたり。パンツ見えそうになってますよ。
このシークエンスは、暗く、青いライティングと音に凝っていていいかも。カイトは変身アイテムを取られちゃいました。
・ミズキとカイトの微妙な距離感を描きたかったようなんですが、なんか不自然。
「こうやって二人で出動すること多いよね」カイト怒らレマス「任務中よ私語はしないで」
・ミズキの身代わりにエレキングの幼体に、レッドスネークみたいに不自然に巻き巻きされている演技のカイト隊員。なんだか感動ものっぽく、俺にかまわずいけ、君にはしなければならないことがあるんだなどと言ってますけど、事情を知らないヒトが「かまわずいく」としたら、それは見殺しデスね。ミズキ隊員は、カイトを意識の上で、見殺しにしたということで、この辺りがこの回でやりたかったことなのかも。
・ミニアチュアの中の、格闘シーンで、禁断の、ビルの建物間の空いた格闘スペースがもろ写しになっているところが多数。
・マックスが着地して、コンクリとかが舞い上がる演出、久しぶりに出てきた様な気が。
・カイトは、変身アイテムを取り戻す為に、車飛行機から円盤にダイブします。不便だねえ
エレキングは、無茶にも成層圏まで放りあげられて八つ裂きにされてしまいました。