■桜蘭高校ホスト部16ハルヒと光の初デート大作戦s榎戸洋司c&d角田一喜g長谷川敦志管野宏紀g補佐矢崎優子高橋久美子

双子のキャラクター掘り下げエピソードの後編ってカンジでしょうか。
兄弟で、ハダカで密着したり、手を握ったりする、突出して異常な前回のエピソードの解毒剤みたいな回で、なんだか少し安心したよ。


ハルヒさんの昔の友達に嫉妬し、独占欲を発動して、キツイ言動に出るとゆー、対人コミュニケーションが未熟で、幼児的な自己中心傾向が強いヒカルと、それを優しく見守り、人格の成熟を促したいと願うカオル。
ぴったりより沿い、ホモ的な状況が二人の仕草に見えるのも、そんな人格が未成熟なヒカルの、他意のない幼児的なスキンシップであり、それを優しく包むカオルの兄的ポジションによる美しき兄弟愛ゆえなのだと、考えておきたいと思ってみました。


あと、この回は、教会の説教の壇の中で、雷に泣いて怯えるハルヒさんが超ポイント高い。その前の雷の接近に微妙に怯える様から始まって、可愛すぎるよ。やられた・・・・・・
そして、そんなハルヒさんに自分勝手を詫び、壇の中で、二人で肩を寄せ合い続けるヒカルは、キョウヤ先輩も言っているように、人格が未成熟と強調されているからこそ、恋愛感情の発芽まで、我々は想像しないですむのでした。
物語の中でそう定義されているので、我々視聴者は、カワイイ、ハルヒさんにちょっかいを出している無粋な男とか、そんな風に捉えずにすむのでしょう。(かな?)


また、この回は、(ヒカルのヒトへの思いやりの心の発展を願って)カオルがセッティングした、ハルヒさんとヒカルのデートを見て、悶え苦しむ環先輩がいい味だしていて、非常に楽しかった。
「たのしそう・・・いいな・・・いいな・・・」


◆◆以下メモ◆◆
・ハニー先輩、この回に至って、もはや万年お花畑状態。ピンク色の桜の花が絶えず、ぴくぴく音出しながら、この人の頭をくるくる回っていて、この人の内面は、これ以上ほりさげられないんだろーなという記号の予感・・・・・・・うー
高校三年生で、小学生の演技をしている狂気の内幕を是非見てみたいんだけどな。


・双子と環先輩を、中学の同級生アライくんに紹介するハルヒさん。
「高校で同じクラスのヒカルとカオル。それとこちらは・・・・・・せんぱ・・(前回のしおりを思い出して)あっ・・・・・・・知り合いのヒト」


・「知り合い」扱いにショックを受けて、紙をちぎっていじける環先輩
「先輩、ゴミ増やすのやめてくれませんか。」
「ゴミじゃないもん。ハムスターのおうちだもん。」
「先輩、ハムスター、飼ってないでしょ」
「先輩じゃないもん、ただの知り合いのヒトだもん」


・中学生ハルヒに懸想していたアライくんの告白と環先輩の反応。
「・・けど、俺は、藤岡の大人しそうだけど、なんかすごく遠くを見つめている目だとか、話す時、相手をまっすぐ見るところとか、そういうのずっとイイナとおもっていたんだ。」
「・・おおお、ウチの子のことをそこまで・・・・・・安心しろ、君の雄姿は忘れない。」
なんで、環先輩はお父さんなんだろうねー