■Kawaii! JeNny_s浦沢義雄d川北紘一

◆・・・・今、ワタシは海よりも深く反省している。
平成ゴジラの特技監督で有名な川北紘一が監督、脚本があの浦沢義雄という意外な組み合わせだけで見てみたら・・・・（しかも、これ！深夜２時にやってるんだぜ。誰がこのトラップに引っかからないと言うんだ！）

◆脚本は、浦沢義雄らしい素っ頓狂な出来。普通ならば、児童向け標準としては逸脱しているシニカルで意味不明の連想の連なりに癒されるところ。

◆だけど、・・・・だけどさ、アニメーションにおける「画面が動かない」とは違った意味での「画面が動かない」つらさを君は味わった事があるか？みたいな画面が延々続く。

◇そう、表情が固まり体の動きもままならないプラスチック製の人形を、幼児が手に持って架空の会話を繰り広げさせているあの状況。
それを、３０分間見せ続けられるのだっ。

◇苦行と言うに他ならない画面に、浦沢脚本が被ると、こんなにイライラするモノなのかと新たな発見。・・・いや、もう発見したくなかったよ。謝るのでカンベンしてください。ごめんなさい。許して。

◆しかし、この映像としてのクオリティ、朝の子供向け番組のいちコーナーとしてならば、活路もあると思うのだけど・・・・製作の東宝とタカラトミーのマーケティングはどうなっているんだろうね。
最初はそのつもりで作ったに違いない・・・というかそう思いたい。神様！