■仮面ライダーカブト40s井上敏樹d田崎竜太特撮d佛田洋アクションd宮崎剛

すごい。兄弟コントがＭＡＸ振り切れた。おかしーっ
このコントの破壊力がものすごくて、おかげで、次なるネタをいつ繰り出してくるか待ちかまえてしまって、田崎監督が、感動的に力を込めて画面を演出したマミヤさんとカザマさんの悲劇が、（私にとって）どーでもよくなってしまったよ。
不真面目でごめんなさい。

◇ということで、この回は、なんといってもカザマさんとレナさんの間に割ってはいるヤグルマさんのピエロっぷりにつきる。
４コママンガのノリの長編コント。＜起＞-＜承＞-＜転＞までは、ふーんとおもっていたら、オチが強烈でした。笑い死にしそうになったよ。
①第一のコマ＜起＞
・人間モードのマミヤさんと逢い引きしている風間さんに、ワームであるマミヤさんを倒すチャンスと駆けつけるネガティブ兄弟。
「仮面ライダードレイク、風間大介・・・いいよなぁ、お前は。」（矢車さん）
「メークアップアーティスト・・なんて、オシャレだよね。」（景山さん）

・風間さんに、チンピラ並みの言いがかりをつけていて爆笑。かと思えば、人間モードのレナさんには、いたくネガティブなサディズムが蠢いたらしく
「おまえ、今、わらぁったかぁ？わらいたきゃ、思いきりわらえよ・・・あん？」（矢車さん）

・しかし、なんだかヘンなモノを見てしまった矢車さんは、彼女を倒さずに去る。
「この女、瞳の奥に闇がみえる・・・オレと同じ、地獄をみたか。」（矢車さん）

③第二のコマ＜承＞
・河原で、うつぶせになり、嬉しげに靴の金具をかちゃかちゃ言わせて、虚ろに、うっとりと紫のアザミを見つめる矢車さんが超キュート。
・景山さんに、話かけられると口元にうっすら微笑みを張り付かせます。
「何で、さっきはとどめをささなかったんだ・・・・・・まさか、マミヤレナに惚れたんじゃないよね。・・まさかね。・・俺たちは闇の住人だもんね。」（景山さん）
「ああ・・・わかってる・・・」（矢車さん）

・かちゃかちゃ、浮かれて音を鳴らしているのを、矢車さんの足の方から撮ったショットがキテレツで爆笑。

③第三のコマ＜転＞
・ワームに抹殺されそうになっている人間モードのマミヤさんを助ける矢車さん。
「逃げてください。あなたは私が守って見せます。・・・変身」
・ブラインドの影から見て、嫉妬にもえる景山さんに爆笑。
・矢車さんがワームを倒したのを見届けて、憤然としてその前に歩み寄り、矢車さんの肩を乱暴につかんで、無言で立ち去っていくカゲヤマさんも表情が可愛らしすぎて爆笑。無理して演じてんだなー

④第四のコマ＜オチ＞
・「ワームモードのレナさん」という文脈を押さえずに、風間さんとレナさんのシリアスな対話に、カッコつけて割ってはいる矢車さん。
「消え失せろ！・・・この人は・・オレが守る」（矢車さん）
・何気なくレナさんを振り向くと、ワームに変身するところ。
・ワームの怪力で一発、張り手が！
・わーーーーーーーーっと林の中、情けない無防備な格好でマンガのよーにぶっ飛んでいく矢車さん！！！ぎゃはは、おかしすぎるーっ
・何事もなかったように、シリアスな芝居を続ける風間さんとレナさんが、ポイント高い。ピエロっぷりが最高に浮き立ちます。
・いやもう、ホントのこの長編コントの結末は、意外すぎて凄みがあったよ。

⑤エピローグ
・河原で。
「お帰りなさい・・・アニキ」
「（恥ずかしそうに目を合わせず）・・・・ただいま」
・そして、カゲヤマさんは、矢車さんの肩に手をまわし嬉しげに足取り軽く、彼等の王国「河原」を闊歩するのでした・・・・・・・・・・・・・あー、わらった。超満足。

◆◆以下メモ◆◆
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・前回の恋人の振りを受けて、神代さんが天使コスプレで祝福に訪れる。神代さんは、やっぱなごむなー。白タイツが鮮烈。
「おめでとーっ、カッガーミ！ミサキーヌ！」
（なんだその格好はと問われて）「愛の・・キューピットだ！」

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・この回の本筋は、基本的に「病弱恋人もの」のフォーマットで、汚れた心を持つ私のジャンル外。「ワーム病」におかされた死すべき定めの恋人の、命の輝きの一瞬みたいな話。
「がんばるんだ、レナ！まけちゃだめだ。・・オレが側にいる。ずっとそばにいるから！」

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・しかし、この物語、（私は）次々と繰り出されるネタギャグにばかり目を奪われていますが、このギャグ空間が一瞬でシリアスに転落する基本設定が恐ろしい。
・そろそろ終盤ですが、この後、阿鼻叫喚のシリアス展開になるとすれば、素晴らしいに尽きる。（・・・毎度ですが、個人的な趣味です）

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・おまけの番組宣伝にも爆笑。
神代さん電柱に抱きつきながら
「ほぉれは、ポジティブシンキングにおいても、頂点にたったぁ〜」
横に矢車さん。
「どうせオレは、ネガティブだ。・・だが、ボウケンジャーに強い味方が加わった。ダイボイジャ、どんなネガティブも一撃だ。」