■ネギま!?03ほー仮契約カードはそうやって使うのかs金巻兼一c福田道生dタムラコータローg大田和寛

基本的に話は脇に置いておいて、凝ったグラフィックな画面設計と、そこに埋め込まれるアニメーション的なキャラクターの相互作用が楽しい。
普通このシリアスでグラフィカルな背景で、このセリフとギャグはないだろうとか、シリアスな劇を展開している凝りに凝った構図が、飛んできた一つの靴によって音楽もろともギャグの世界に転化するとか、しかし背景はグラフィカルなままとか、<シリアスな画面設計>と<ギャグ調物語>の間を変化自在に遊ぶ様が非常に見応えがあるかも。


しかし、感想書きにくいシリーズだよう。ギャグ主体にならない時点で、設定や物語的にはわたしの守備範囲外なんだけど、この画面は捨てがたい。


◆◆以下メモ◆◆
・中古のゲームソフトだという「ゾンビライダー婿養子編」
「5階層を制覇して、マスターオブゾンビになると、108人の煩悩ボーイズが部下につくんだよ」
・・・・・それはともかく、石造りの夜の市街のしっとりとした情景が手前で活動しているアニメーション的なキャラクターと乖離していて、そのミスマッチさが面白い。


・赤い月光の下、ネギくんがバインパイやさんに同情して血を差しだそうとしているシリアス&グラフィックな場面に、アスナさんの靴が飛んできて、音楽とノリがギャグモードに変わる。船を投げつけたり。


・しかしなぜ、「このままじゃ勝てないわ。仮契約して」なのかがさっぱりわからないな。か弱い女の子を敵と戦わせてどーすんのさ。アスナさんは、船を持ち上げて投げつけていたけど、それはギャグじゃないのかしら。


・キスをして仮契約が成立した氷穴の中の、光線の移りゆく様がアニメーション塗りのキャラクターに写り込む様子がヨカッタ。
・ここぞというタイミングでアスナさんの鈴の髪飾りのアップをクローズアップしたり。


・ロングショットで、ガス灯並ぶ街路に、ヒトビトのシルエット。


・Bパート最後、エピローグを切り絵風にアニメーションするところとか。