■ウルトラマンメビウス23時の海鳴りs大田愛d&特技dアベユーイチ

白が浮き立つほど、露光を極端にした過去の田舎空間描写がツボだった。この異空間的田舎が、夢のように全編続くので、見ていて飽きなかった。
特に、月を巨大に演出した月光下の田園風景がヨカッタ。


最も印象に残ったのが、月光下の戦闘でメビウスが怪獣クロノームを見失ったところ。カメラをぐーっと手前に置いて、天空からは幾筋ものスポットライト、手前には水田と、回る水車を配置したところなどは、一瞬のシーンだったが、静寂な、しかし、劇的な空間。


話は、時間を操るクロノームという怪獣に故郷を滅ぼされ、たった一人地球にたどり着いて人間に紛れて生活していたアンヘル星人トーリが、クロノームの出現を察知し、地球が故郷の二の舞になるのを恐れて、正体を隠してマリナさんと状況を調査する話。
マリナさんは、マリナさんのじいさんが亡くなった年の、子供の頃の過去の時間に遡行し、身を捨てて守ってくれたトーリとの失われた記憶の断片を取り戻すのでした・・・・


◆◆以下メモ◆◆
・この回、マリナの弟のビジュアル的、言動的バカっぷりが素晴らしく良かった。このひとをレギュラーにしてくれないかな。


・老いてなお、ドゥカティを大切にするマリナのじいさんが、ダンディで素敵すぎだ。