■仮面ライダーカブト29s井上敏樹d石田秀範特撮d佛田洋アクションd宮崎剛

一話遅れ。
あー、料理の鉄人パロディみたいな、過剰な料理対決ギャグが全開でついていけないっす。
このシリーズは、淡々としたギャグこそ美質だと思っているので、化粧のヒトのエピソードにもしばしば見られた、画面ゴテゴテ作り込みの過剰なギャグ演出&脚本は、カナリ敬遠してしまう。あんまり笑えないし。
貴重な存在感の加々美父までをも巻き込むとは・・・・・


しかし、ワーム料理人のケレンある演技と演出だけはいいカンジだった。この人、見えもいいし、好きかも。


加々美父については、この回限りのキャラクター性の変形と自分に言い聞かせたいところだけど、このギャグ脚本の中に、サソリのヒトの重要な展開を紛れ込ませているから微妙なカンジがより一層つのる。


◆◆以下メモ◆◆
・天道妹が、パスタをほおばり天道さんと会話するところが癒される・・・・


・そば屋のアルバイト代金「73円」を自慢げにじいやに渡すサソリのヒト。「食器を割ることでも頂点に立つ男」とかいっていて、可哀想なヒト感が・・・・・・・・・
・「額に入れて飾りましょ」とかいってしまうジイや甘やかしすぎ。


・伝説の黒包丁って・・・・・・・
アーサー王の如く、資格のある者しか包丁を鞘から抜けない。
・ワーム料理人が黒包丁を手にすると、一天にわかにかき曇り、雷が幾筋も走り、落雷。ショックで窓が開き、室内は風で覆い尽くされ、室内灯は揺れ、カーテンが翻る・・・・・・・・・・とゆー、清々しいバカな演出は、非常に良かった。爆笑した。
「あー、感じるぅ、感じるぞぉ・・・過去の料理人達の魂が・・・・オレに乗り移ったようだ。・・・・オレは、神だ・・・」


・おいしくて天使の輪が出て、浮かび上がるのはどうか・・・
・加々美父、迷い箸は良くないとおもうぞ。


・サソリのヒトは、ワームに変貌するところを、カガミンに目撃される。22話での変身は、私の幻じゃなかったのですね。