■ウルトラマンメビウス07ファントンの落とし物s赤星政尚d梶研吾特技d菊池雄一

この回は、Cパートのミニチュアの前景シーナリーへのこだわりが楽しかった。鳥居、土管、電話ボックス、お墓、二宮金次郎銅像。電柱と電線をきっちり設置してみせるところなんかも非常に味わいがあるよ。
あと、この回も廃墟には力がはいっていて、大食らい星人の発明品が宇宙に吸い出された後の地面の荒れた様子や、青ウルトラマンが街を破壊してしまったあとの、焼けこげて斜めに崩壊しているビルとかシビレタ。あー、なごむなー。


さて、話は、母星の深刻な食料危機の打開というシリアスな課題を抱えた、大食らい宇宙人のオカシナ言動。彼らの発明で、母星の食糧危機は回避できそうなのだが肝心の発明物品を地球に落とし物してしまって。それは、地球の大気で際限無く巨大化していくものだった・・・と言う話。


まあ、ギャグ回なんですが、ブルトンみたいなビジュアルの発明品に、スカイドンみたいな宇宙へお引き取り願う作戦というモチーフ。・・・・なんですが、マックスのはじけた回に比べるとどうも・・・ねえ。


◆◆以下メモ◆
・謎の舌なめずりおばさんは、単なる食欲魔神なのか。なんというか、このままだと、がっかりなのだけど、なんとか戦略的な地球侵略とかおねがいしますよ。


・意味不明のピンクの服を着たウェイトレスに、大食らい宇宙人を接待させたりしたあたりがバカすぎて笑えた。(宇宙人が寝ている隙に、携帯電話で一緒に収まっている写真を撮ろうとする・・・・とか)


・あと、この宇宙人の言葉、どうも中国語をネタにしているような気がしたのですが、コミカル味を出そうとしているゆえだとはわかるが、うるさいヒトはいるような気が・・・・。
・あー、宇宙公用語・・・そんなモノがある割には、この物語世界、異文化とのコミュニケーションの気配がさっぱりなくて。


・青ウルトラマンの元のひとのおっさんは、一話で、怪獣に特攻で死んだはずの隊長だった。リュウ隊員が声をかけるが、誰あんた?とか言われてショック。


・宇宙胃袋みたいな発明品は、「こんなこともあろうかと」開発していた、いつも都合の良いアイテムが出て来るメテオールのテクノロジーで、あんまり苦労せず、衛星軌道上へ打ち上げられてしまいました。