■ウルトラマンメビウス03ひとつきりの命s赤星政尚d&特技d村石宏實

・・・まあ、なんというか、この回で、一番びっくりしたのは、林寛子に気が付いた時。あー、(演出するヒトも、演技するヒトも)どうしようもない過保護演技の、ふとったおばさんだなーと思っていたら・・・・ねぇ。(私はバラエティ番組とか見ない人間なので、世間様ではとうに周知の事実だったりするのかもしれないが)。
分かり易い言い方だと、若い頃の猪 口邦子教授様の容貌のイメージでいたら、突如議員としてあらわれたジャバ・ザ・ハットみたいな・・・・・分かり難いか。


しっかし、脚本もお子供様仕様(もうコレで突っ走ることに決めているみたいなのでがんばってくださいとしか)、俳優も見ていて不安になる不安定さ(壊滅では?)、特撮シーナリーもいまいちな回(ここでがんばってくれないと!)。元々、最近のウルトラマンは、最近の仮面ライダーほど画面設計に凝らないので、そういった楽しみもないし。
怪獣のデザイン(バードンという怪獣、知らなかったのですが、ぐぐってみたらタロウに出てきたヤツらしいです)もチープで、もうワタシのこころにひっかかるものがなくて困ったなあ。街もあんまり破壊しないし。


一つ誉めると、戦闘時に背景でなっている主題歌のサビの旋律の古くささがツボ。前回も書いたけど、これは盛り上がります。


◇◇以下メモ◇
・元々のGUYS構成隊員のリュウ隊員。今回もウルトラマンに意見・説教していますが、こういう構図で今後も進めていくのかな。なんだか、まだ3回目だけど、最終回近くで、いかにも自己犠牲で死にそうな頑固な一言居士キャラクターで、彼だけ好きかも。この物語の中で、彼だけが希望の星だ。


・この回、エースだのタロウだのスチルを画面に映していますが、元々、作品間の整合性を考えずに、テキトーに作ってきた昭和ウルトラマンすべてを包含するという設定で、メタ(?メタじゃないか。あんまりにもストレートすぎるし)ウルトラマンをやるってのが、非常にムリがあるなあと。
商売を考えすぎです。過去の資産を使うにしても、ここは男らしく、一作に絞らないと。
あと、もう、過去のスチルを劇中にはめ込むのはヤメテ欲しい気が。(マックスの「狙われない街」みたいな、テーマ的にも演出的にも根性のはいった使い方らならいいんだけど。)


・また、ウルトラマンが、25年間あらわれなかったといっても、25年前には確実にいた世界だったら、その傷痕は戦争並にのこっているはずなんだから、あっさりと知識としてだけ流さずに、そういう背景ドラマの仕込みをしっかりやらないと・・・・・というか、御子供様仕様だから、そんなことは決して考えないかしら・・・・・うー、残念。