■ウルトラマンマックス31燃えつきろ!地球!!s中島かずきd梶研吾特技d高野敏幸Cgid板野一郎

ギャグ回。完全にこのシリーズの特徴の一つになりました。ロボ子のツッコミ役としての存在意義が最も発揮されるパターン。
地球人を、「燃える」ウィルスに感染させ、熱血させて、燃えつきた隙に、地球を手に入れようという・・・・・・あほな戦術の割には、理性的な声の自称、モエタランガ。なんちゅー名前だ。
熱血の記号として目に炎がやどったり、熱血すれば解決する思想に取り憑かれた隊員たちとマックスが暴走し、文字通り燃えつきるのでした。


物語の収拾には、桜井教授と二瓶さんがウィルスワクチンを研究し、黒部長官が戦闘機に乗って時間稼ぎをするという、サービス回?なのかな??
黒部進「年寄りは新陳代謝がおそいのでな。宇宙人に気合いをいれてもらったようなものだ」というセリフに苦笑。
二瓶さんが、ワクチンを閃光弾っぽく発射すると、「燃え」そうになっていた黒部さんがつぶらな瞳で胸をなで下ろし、脇に置いてあった盆栽に花が咲いていて、爆笑。謎すぎる。
ラストは、黒部さん、二瓶さんふたりで戦闘機でミサイル発射。
落着してのんきに、盆栽を囲んで話している二人。


◇以下メモ。
・冒頭、黒部進の盆栽ばさみをベータカプセルに見立てたポーズ。またやりますか。
・隊長を除く隊員たちは、熱血のあまり、巨大宇宙人を二機でぐるぐるまわし、遠心力で飛び出して地上に落ちて自滅。
・隊長は、その後「オレのあついハートが戦えとさけんでいるんだ!」と言って、宇宙人に突撃。
・爆発撃墜されても、爆発の中、身一つで「ファイトー」の一言で死なないし(この合成映像がなんかヘンで可笑しい)、八百屋におちて、大根だのバナナだのヘルメットだのが「都市」全体に飛び散る様がバカすぎて素晴らしい。


・全般にこのアホな話なのに、都市ミニアチュアが多彩で異様に力が入っています。
・冒頭の力の入ったビル爆発が素敵。
・種類の豊富な低層ビルとか、一戸建てとか。遠景でマックスと宇宙人が戦っている手前の道路に車を走らせたりとか、マックスが息も絶え絶えになっている手前の公園とか、一戸建て周辺に見える電柱とか。
・ホテルの5階ぐらいに造られた屋外プールに、丁度いい具合に座り込むマックス。続いてホテルの庭とおぼしき池に倒れ伏すと、手前にガチョウの置物。