■ウルトラマンマックス14恋するキングジョーs上原正三d八木毅特技d鈴木健二Cgid板野一郎

前回のゼットンの娘からのつづき。
キングジョーの扱いがひどい。分離変形合体の(私が認識している)元祖として、特撮っぽいメカニカルさを期待したんだけど、スーパーロボット風の余韻がない合体シークエンスがなんだか、非常に残念なカンジがしました。
扱い自体もぞんざいで、Bパートの半分ぐらいしかでていないのでは?

ただし、この前後編は、上原正三脚本だからでしょうか、非常に昔のセブン(上原正三はセブンやってないけど)、のんびりしたテイストが残っていて、わたしは非常によかったとおもいました。
60年代風の下町の風俗の再現に力を入れていて、金魚屋がいたり、路地には子供たちがあふれ、人情ある暮らしがのこっている・・・・そんなところが時にわざとらしく、時にはまるカンジで演出されています。
特筆するべきなのが、下町のミニアチュアで、前景に路面電車を走らせてみたりして、本編演出とリンクした瓦屋根の下町の町並みが非常によかったかも。