■ソ・ラ・ノ・ヲ・ト11来訪者・燃ユル雪原s吉野弘幸c&d平川哲生g河合拓也毛利志乃舞森光恵

◇・・・・・斥候がひとりいれば、その後は考えるまでもなく。・・・ねえ?


◇それを、「庇って匿う」みたいな展開にしてしまうところに、この物語の、制作者の苦悩が見て取れると思ってしまった。。。。。
決して、人間の善性を信じているわけではないが、「信じているフリ」をして物語を語り下ろす苦悩。


◆特に、砦の「子供兵士達」を庇護する唯一のオトナ的なポジションの隊長が、(典型的な萌えキャラお姉さん的な造形とはいえ)率先するというのが話として致命的。


◇その理由が上手く語れていれば良かったのだけれども((フィリシア隊長のセリフや政治的な断片の語りからすると)(敵兵を匿っている間に)支配者の血族だったリオが中央で敵と講和を結ぶのを期待していたのだと思われる。)、一歩間違えれば砦どころか街が全滅する「戦争」をやっているという自覚の無さが、すごく苦しいと思っちゃった。


◇結局、この物語、わたしというねじくれた人間は、相手にしてなかったんだなあ、としみじみ思っちゃった。見てしまってすみません。(私、同じ事毎回書いている気がする?)


◆◆以下メモ◆◆
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「講和会議、まだもめているんですよね?」(クレハ)
「そうみたいね?」(フィリシア隊長)
「報告するんですか?」(クレハ)
「そうなれば、あの子は中央に連行されて尋問にかけられるわね。」(フィリシア隊長)


「忘れないでください。隊長!わたしたちは兵隊なんです!」(クレハ)



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「ミケーレ、あの酒屋の大将のこと、覚えているかい?」(ナオミ)
「あたしは、昨日までアイツの所にいっていたんだけどね、どうやら、ヘルベチア軍が大規模に動いているらしいんだよ、この地方に向かって。それと、そのローマ兵がこんな僻地にいることと関係があるなら、・・・・大事だよ。」


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「近衛第一師団第9独立機動部隊・・・・」
「第9ってまさか、ホプキンス大佐の!」


「ビネンランドの鬼神と呼ばれた人よ。旧時代の兵器を復活させて三つの街を一夜で全滅させたっていう・・・・」(クレハ)