■ソ・ラ・ノ・ヲ・ト10旅立チ・初雪ノ頃s吉野弘幸c鎌倉由美d藤本ジ朗g関口雅浩

◇カナタが、いろいろな人が語る事実の断片にふれる中で、最初はそれと悟れず、しかし次第に予感を強めて、段々と事実を心理的に咀嚼して受け入れていく様子が寡黙でストイックに演出されていると思いました。かなりいい。見ごたえあったよ。


◇だけど、リオが、(リオの母親への父親の仕打ちを巡る)過去の怨みとこだわりに対して前向きに向き合っていくという方向へスタンスを変えるきっかけに、リオの母親と同じ境遇の孤独な老婆を持ってきて、ポジティブな事を言わせるあたりは分かりやすいとして、さて結局、その老婆が「過去の前向きな幻影に足をすくわれて滅びていく」結末が、リオの心理的なふっきりとどう結びついたのかが、良く分かりませんでした。。。。。私がボンクラなのでしょーけれども。


◇普段だったら、こういうモヤモヤがあると、2回3回と見返すのだけど、あーん、時間がないや。中途半端な感想文でごめんなさい。


◆◆以下メモ◆◆
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・「イリア皇女殿下は今のアルカディア大公殿下の長女でさあ。(・・・)とにかくすっごい有名な戦車乗りだったわけよ。」(クレハ)
「(・・・)亡くなっているんだ。2年くらいまえかな?」(クレハ)
「殿下はさ、近衛師団に配属されていたんだけども、国威発揚とかも請け負ってて、国中あちこちまわっていたの。それである街に向かう途中、川で溺れそうになっている子供を助けようとして・・・・」(クレハ)


「イリア皇女殿下はね、正統ローマとの関係を改善するために、皇帝に輿入れするんじゃないかって言われてて、でもそしたら第3皇妃よ。3人目よ、3人目。(・・・)つまりは人質ってことじゃん。・・・・まあ、それも殿下が亡くなって立ち消えになって結局、今年の頭に休戦になるまでウチとやりあってた・・・てわけだけど。」(クレハ)


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「先週の定期連絡で伝えられたんだけど、実はね。東部国境のローマ軍が移動を開始したらしいの。」(フィリシア隊長)


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「ところでさ。和平会談の方、どうなっているかしらねえかい?」(客)
「わたしは・・・・すみません。」(カナタ)
イリヤ皇女様がいきていりゃあなあ。」(店主マルティン
「そういえや、マルティンよう。確か、イリヤ様には妹がいなかったけっか?(・・・)いやあ、大公様がよそで作ったらしいんでおおっぴらにはされてないんだが、継承権が三位とか、そんな感じのが。」(客)