■ソ・ラ・ノ・ヲ・ト09台風一過・虚像ト実像s吉野弘幸c&d青井小夜g野田康行

◆ヘタレなおっさんの、そのヘタレ具合をじっくりとどう描くか、そしてそのヘタレに(勘違いというナイスな状況設定で)全幅の信頼を寄せる、いとけない少女の期待にどう(ヘタレなりに)答えるか、とゆー、「ヘタレな人生」に訪れる「一瞬の輝き」的な何かに自嘲的、自虐的なリアリティが感じられたら、もうカンペキにワタクシの守備範囲だったんだけどねーっ。


◆もう、このシリーズは萌えとして消費されるしか無いよーな気がしてきちゃった。パンツ乾かしたり、芋掘りして天ぷらつくったり、夜の寝室、パンツ一丁でたわいない語り合いをするキャラクター達を、わたしは黙って肩を落として見守るしかない。。。。。。。


◇そんな彼女らが災害救助とかしている様子との乖離の激しさは、個人的にはキャラクターの整合性という意味で破綻しているとしか感じられないのでした。・・・・やっぱり、私はこの作品にとってターゲット外なんだなあと思った。


うっかり見てしまって御免なさい。ううう。(でもこの後何かが起こることに期待はしているのよ。背景世界は魅力的に作り込まれているのだから。)


◆◆以下メモ◆◆
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・クラウスが持ってくる新聞が世界の情勢を知る情報源。
「休戦協定は?」(ノエル)
「まだ会議が難航しているようね。条件が全然折り合わないみたい。」(フィリシア隊長)
「イリア皇女がご存命だったら、また話がちがったんだろうがな」(クラウス)


「イリア・・・皇女?」(カナタ)
「あんたまさか知らないの?・・あのビネンダントの英雄。アルカディア大公殿下の第一皇女だった方よ。・・わがヘルベチア軍の勝利の女神。」(クレハ)


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・リオのイリア殿下の棺の回想と現在の濁流をカットバックで重ねて、イリア皇女殿下が溺死したみたいな暗示演出(ちがうかも。)
・子供が原因で遭難しそうになるクレハとクラウスを見て、リオがだから子供は嫌いだと叫ぶ様子を合わせると、そんな話がある気もした。