■ソ・ラ・ノ・ヲ・ト05山踏ミ・世界ノ果テ05s吉野弘幸c藤森かずまd伊藤祐穀g川崎愛

◆まともに稼働しない、役にたたない「発掘戦車」に乗っての、あからさまに緊張感の無い「軍隊ごっこ」みたいな冒頭から始まって、ボーイスカウト的な少女兵達のノンビリした山野の訓練行進を頭を抱えて見ていたら、Bパートの<自然と廃墟>というモチーフが相当ヨカッタ。


◇自然の営みに飲まれ行く、過去のテクノロジーの遺産。うち捨てられて崩れていく文明の痕跡と、しかし変わることなく運行されている美しい自然の対比が、やっぱりとても素敵に描かれていて個人的には激萌えポイント。これがこのシリーズの最大の価値ですよ!


◇黄昏に染まる、土に帰りゆく人工建造物を全面に押し出してこられた日にゃあ、もう私は何も言えませんっ!ノーマンズランド万歳!


◆・・・だけどねえ、軍属であるにも関わらず、まるで世界から隔絶されたように、マイペースに女子校のノリで「軍隊ごっこ」している少女達の存在理由、ちゃんとした苛烈な「軍隊」があるらしいのに、彼女達が野放しにされている理由。・・・これを物語的に如何に説得力ある様子で説明してくれるかに、すごーく期待しています。


◇えー、野暮ですかぁ?・・・・そうかもしれぬ。・・・ああ、きっとそうだと思えてきたよう・・・・・・orz
ただ、そんな私でも、少女達の仕草作画は素晴らしいと思ってしまった。


◆◆以下メモ◆◆
「センズの南側の州境、つまりノーマンズランドとの境界に旧時代の監視装置が設置されているのは、知っているな?・・・そのうち3カ所に定期チェックの時期が来ている。」(リオ)
「あなた達には、遠足のついでにそれを見て回って貰いたいのよ。」(フェリシア隊長)
「それって・・・・・・」(カナタ)
「・・・めちゃくちゃ任務じゃないですか!」(ノエル)
「あら、遠足よ。遠足。・・・・もし壊れていたって、私達には何も出来ないし!」(フェリシア隊長)



「ノクター型監視装置は、完全にブラックボックス。・・・分解は不可能。」(クレハ)