■亡念のザムド02先端島 思考停止s宮地昌幸清水恵c宮地昌幸d三宅和男g倉島亜由美橋本誠一g補佐金田尚美室井康雄奥村正志

◇2話遅れ。
◆すごいなあ。キャラも怪獣もうごくうごく!特に、怪物と化した幼なじみの主人公を主人公と認識し、必死にその無事を祈って追いすがる同級生の女の子の回し蹴りとか、健気な追跡行が素晴らしかった。・・・・入魂のスカートひらり作画とか。・・ああっ、おれって・・・orz。


◇また、キッチリ舞台が設計された港湾都市の中での異形のもの同士のダイナミックな闘争も見応えアリマシタ。


◆個人的なツボは、混乱の戦場の中、主人公アキユキの母親が、別居している医師の父親を訪ねて、子の安否を忘れている夫の不実に激昂するところ。
細かい仕草作画も良いが、おかーさんの男前な吐き捨てるようなセリフが素晴らしい。思えば第一話もこのヒトの存在感が良かったでしょう。
「・・・アキユキがかえってこないの。学校も避難所も探した。(・・・)電話つうじないわよっ、朝からずうっと!・・・今頃気付くかっ!ふつう・・・」


◇しかし、これだけ作画的にも、話的にも見応えあるのに、やっぱり宮崎駿問題が私の頭にどっかりと居座っています。。。。。。
ことに、粘菌に愛情を注ぐがごとく、異形の「ザムド」に愛情を注ぐ、雄々しきナキアミさんが、やっぱりまるでナウシカ(特にマンガ版)にしか見えないんだよう。


ザムド、お前の誕生を誰も喜んではくれない。どうしてお前達は、それでも、生きたいと思うんだ・・・」(ナキアミ)


◆◆以下メモ◆◆
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「悲しみに暮れている、そんなふうに見えないか。・・・教えてくれ、いったいこいつは何だ。」(カキス中佐)
「ヒトガタとは似て非なるもの、ザムドと呼ばれております。」(カンブ博士)
「テシクの神か」(カキス中佐)
「学者達は神の名を授けることで不可解な事象に鍵をかけ・・・」(カンブ博士)
「だからこそ我々の任務がある。」(カキス中佐)
「そう、その責を取るのはあなただ。研究が失敗に終われば莫大な資金と人命を失うことになりましょう。(・・・)それでも、叩き起こすんでしょう?あなた自身の手で。」(カンブ博士)