■機動戦士ガンダム00(セカンド) 05故国燃ゆs黒田洋介c&dうえだしげるキャラg森下博光メカg松田寛

◇3話遅れ。
◆一国の指導者のはずなのに、ソレスタとカタロンの会談にまったく興味が無く、しかも彼らの会談からの厄介払いとして子供の相手をさせられて疑問に感じないマリナ様に心を動かされました。
荒廃した自分の国をなんとかしなければと思っていると描写されてはいるのだけど、どれだけ地に足がつかず、ふわふわした思いなんだろうかと感じ入ってしまった。「姫様」だからこの抽象的な憂国の情こそが今後の展開のポイントなんですね・・・・きっと!


◆ところで、今頃腑に落ちたのだけど、一期シリーズのソレスタの行動目的だった世界統一が達成されたあと、イオ爺の大計画のシナリオも目的も失ったソレスタが、とりあえず自分たちの行動の成果である「統一政府」の間違ったところ(=アローズを象徴として作劇)を正して回ることに組織の存続理由を見いだしているとゆー、「惰性で存続する組織の行方」的な構造になっているような気がした。


◇ただし、「「惰性で存続する組織」が腐っていく」的な展開になるはずもなく、「惰性で存続すること」すらイオ爺のシナリオの一部だった的な展開になるのかな。


◆あと、アローズの極悪非道ぶりの演出上のアピールが分かり易すすぎなのがこのシリーズならでは。
しかし、過去ソレスタもいっぱい人々を虐殺してきたはず・・・という引っかかりが消えないんだよう。素直になれないよう。


◇それは置いておいても、セルゲイ大佐といい、アローズ所属のマネキンやソーマといい、「極悪非道組織アローズへの反感」を今後の彼らの行動の動機付けとしてちらちら描出している気配があって、「敵の敵は味方」的心情回路をきっかけに、ソレスタに利する立場になりそうな。


◆◆以下メモ◆◆
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リボンズと取り巻きが、世界を彼らの手のひらにのせている的対話。
ソレスタルビーイングの復活を予見し、それを逆手にアローズの権限拡大を図る・・・か。これは、君の考え?」(ティエリアに似たヒト)
「さあ、・・どっちかな?」(リボンズ


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・反連邦組織カタロンの秘密基地が中東の砂漠地帯で、連邦政府に見つからない理屈。
「こんな場所に・・・良く連邦に見つからないものだ。」(ティエリア
「連邦は、非加盟国の多い中東全域にGN粒子をまいている。建前では、粒子効果でテロ組織の情報網を遮断するためらしいが、実際は中東国家の経済活動を麻痺させるのが目的だ。・・連邦の政策に従わない国は痛い目にあうってことさ。」(新ロックオン)


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・カタロンとソレスタの会談。
「我々カタロンは現連邦政府打倒のため・・・」(カタロンの指導者)
「申し訳ありませんが、わたしたちはあなた方のように政治的思想で行動しているわけではありません。」(スメラギさん)
「ですが、あなた方は連邦と対立している。」(カタロンの指導者)
「俺たちの敵は、連邦政府ではなくアローズだ。」(セツナ)
「政府直轄の独立部隊を叩くことは、私達の目的と一致するのではなくて?」(カタロンのシーリンさん)


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・免許って、いったい・・・
「今後、私の指示にも従って貰う。よろしいな?ミスター・ブシドー」(アローズのマネキンさん)
「断固辞退する。私は司令部より独自行動の免許を与えられている。つまりはワンマンアーミー。たったひとりの軍隊なのだよ。」(ブシドー)