■コードギアス 反逆のルルーシュR2 19裏切りs大河内一楼c村田和也d秋田谷典昭g石田可奈SNIPES中田栄治g補佐小暮昌広嘉手苅り睦相馬満総g木村貴宏中田栄治

◆妹を失い狂乱し、正体が暴かれ、味方が離反し、たちまち築き上げてきた反乱軍の首領という立場を失うルルーシュ。おお、カタルシス。素晴らしい。


◇しかも、そこに、ルルーシュとの絆を盲信して彼を救うために命を賭する「要らない」ニセの弟ロロとか、唯一味方として残ると述べるカレンにワザと悪役ぶって累が及ばないようにしようとするルルーシュとか、人情もの的構図が見事にきまって、わかっちゃいるけど非常に面白かった。


◆だけど、黒の騎士団の面々が、ゼロの正体とルルーシュの能力を知らされて、あっさり裏切るという展開は納得性が少なかったように個人的には思いました。


◇戦略的な成功を収めるために、ルルーシュが超能力で日本人を虐殺したり、日本人の味方を操って殺したりしていたのが、離反のポイントなのだけど、どーしてそうあっさり信じるの。


◇脚本的には、敵軍の首領がわざわざ単身乗り込んできたり、コーネリア皇女殿下が同席したりして説得力を創造しているってことなのだろうけど、(実際の劇中の真相はともかく)あっさり信じる黒の騎士団の幹部達のマヌケさばかりが際だっていたような気がしちゃった。