■コードギアス 反逆のルルーシュR2 14ギアス狩りs大河内一楼c須永司d三宅和男g石田可奈板垣敦又賀大介メカ総g中田栄治

◆幼なじみの女の子の死に慟哭した次の瞬間、その下手人を前にして眉一つ動かさずにフツーに振る舞うルルーシュの姿に、このシリーズのモチーフからして理想の主人公像を見た気がしたんだけど、どーでしょう。


◆(もう、ルルーシュは冷酷非情の振りをしているけど、実は身内や知り合いにはかなりの甘ちゃんであることがシリーズ通して描かれてきたので手遅れなのだけど)この回みたいに身内の悲劇や取り返しのつかないことを前にした瞬間に冷静に事態を計り、情を挟まず最も有利な選択を行うみたいな非情さを徹底して、だけど後から己の所行に恐れおののき苦悩する・・・・みたいな爽快かつ陰々滅々とした展開を主調とすればヨカッタのに!(まあ、こんなの見たいニーズは少ないことは自覚してます・・・)


◆だけど、この女の子のエピソードは、陰々滅々展開の布石じゃないかしら。自分の手駒(=計略)の暴走の犠牲になった幼なじみ。これは自分を責めずにはおれません。
・・・・・・・はずなんだけど、いきなり一足飛びに「シャーリーはギアスに殺されたんだ!」「(ギアス教団を)殲滅だ!」と叫んで、ギアス教団を殲滅しに行くのだから、ちょっと飛躍がすぎるのではないかと思ってしまいました。八つ当たり?


◆ただし、身内には甘いが他人がどーなろーと知ったことではないという根性はなかなか素晴らしいです。(「ロロをボロ雑巾」を実践しようとしたし!)
このへんをもっと強調して描くといいなあ。