■コードギアス 反逆のルルーシュR2 11想いの力s大河内一楼c須永司信田ユウdg松原一之仲盛文総g中谷誠一

◆仮面を被っている方ではなくて、素顔のほうが身代わりとは・・・・。あっけらかんと素直な展開に激しく意表をつかれて、もー、ひとしきり笑わせていただきました。楽しいなあ。


◆ところで、ひねくれ者としては、この回はシナリオ的なつながりの悪さがとても気になってしまいました。


◇たとえば、ルルーシュの「戦略」のキモのひとつである「戦火に怯える天子さまの図」を撮るためには、ルルーシュが積極的にそういう状況に追いやる意図を描写した方がいい(と思う)のに、「自然の成り行きでたまたま」みたいな感じにしてしまっているため、状況に意味付けしきれなくて、ふわふわした妙な居心地の悪さがある。(ルルーシュのキャラ描写が最近ぬるくないか!)


◇また、この回のプロットの中心である「ルルーシュの「洞察と戦略」の結果」の「人民の蜂起」も、解説風に説明してさらりと終わりにするものだから、「物語の中に締める重さ」とのバランスが悪いような気がしたな。(いろんなヒトに説明セリフをリレーさせる演出も裏目の気が・・・)


◇他にも「天子さまを政略結婚させるかどうか」という辺りのルルーシュの心変わりの説明的すぎる一同ウチそろっての寸劇とか、全体としてゴツゴツとして話としての自然な流れがいまいち。
なんというか、頭で考えたプロットやアイデアが「物語に落ちていない」感じがしちゃった。


◇「ストーリーテリング耐久レース」を期待をこめて毎週楽しみにしているけど、最近息切れ気味じゃないかしら。第一期に比べて話の視点やドラマが若干雑になっている気がするし、頑張って欲しいなあ。


◆◆以下メモ◆◆
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「だって君たちが改造したんだよね。このジェレミア卿を。C.C.の力を再現しようとして。」(V.V.)


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「ともかく、これでやっと本来の目的に向かえるというわけだ。」(ルルーシュ
「ギアスの使い手を生みだし研究している組織、「教団」を押さえれば、ギアスの面でも皇帝を上回れる。」(ルルーシュ


「教団の存在はヒトの世から周到に隠されてきた。それに、当主が交代するごとに、教団はその位置を変えている。」(CC)


「今の教団が中華連邦の領土内にあるのは確かなんだな?」(ルルーシュ
「私の後の当主、VVはそういった。」(CC)