■バンブーブレード24剣と道s倉田英之c斉藤久五十嵐達矢d久城りおんd助手渡部周g石井ゆみこ

◇1話遅れ。
◇敗北を知らないタマちゃんと、剣道は下手だけど血の気の多いミヤミヤに敗北の感情を内攻させるエピソードを用意し、ホンワカして悩みを知らないように見えるキリノに廃部という重圧を押し付ける。
ついでに彼らに引きずられるようにコジロー先生も、敗北主義の無責任なオトナとしての姿を現にする・・・・かくて剣道部の活気は失われるとゆー、大変私好みの展開。特に、コジロー先生の責任の放棄ぶりがいたくてリアルで非常に良かった。


◇一方、十分にエピソードを積み重ねてキャラクターが立った物語の柱の三人がへこみ、物語として沈滞する中、その状況が反転するきっかけを作るのが、いまいち物語の中で立ち位置を作り切れていないヒトビトだってのが面白いし、上手いと思った。
ユウジくん、ダンくん、東さん、不良先輩二人と、物語を引っ張るには力不足なキャラクター達に万遍なく見せ場を作り、それなりにリアリティを持って描いていく。


◇ドラマの味付けは、ゆったりとしたおおらかさで人間性を素直に信頼していた時代の昔の日本映画かな。
倉田さんの脚本にしばしば感じられるこの素直さ、おおらかさ、ゆったりといたテンポは、私は大好き。


年度末の仕事地獄のなか、ああ、なんかホッとしたっす。癒されたっす。これで、土曜も仕事する気がでてきた!・・・・というのは言い過ぎか。あー、もう仕事したくないよう。カンベンしてくださいよう。