■シゴフミ01コクハクs大河内一楼c佐藤竜雄d桜美かつしg川上哲也

・監督:佐藤竜雄
・シリーズ構成:大河内一楼
・原作:湯澤友楼
◇2話遅れ。
学園戦記ムリョウの佐藤監督、プラテネスキングゲイナーコードギアスなどのシリーズ構成をした大河内さんが脚本となれば、見ないわけにはいかないです。


◆(女の子の父親の死という闇が付置されているにしても)あこがれの女の子に仄かな思いを寄せる高校生男子の丁寧でコミカルな、微笑ましくもノンビリとした描写が光って佐藤監督らしいなあ・・・・・・・と思っていたら、Bパート後半、一瞬だけの描写で父親による女の子への性的虐待が仄めかされ、あげくに暗転して悲劇的な幕切れとなる。


◇男の子による好きな女の子への告白という、一大決心が、片思いというだけでなく、むしろ積極的に女の子の世界を害していたというコミュニケーションの断絶を描いていて、人間の不気味さを描くシリーズになるのでしょうか。


◆個人的にはかなり面白くなりそうだと思ったけど、佐藤監督!どうしちゃったんだろーと少々心配に・・・
だって、ステルビアやナデシコとか、私の大好きなムリョウとか、基本的に人は余り死なず、「ノンビリ」「のほほん」な世界観点で人間の信頼感に力点を置いて描いてきた人とは思えない変貌・・・・(他の作品ではそういう傾向を見せているのを私が知らないだけなのかも知れないけど)。


◇特にこの回は、のほほんの張本人をいきなり殺しちゃって非常にびっくりした。私の知らない佐藤監督がみられそうで非常に楽しみ。


◇若干信頼度は低いがWikiによると原作者は、製作会社3社(バンダイビジュアルジェンコ、JCSTAFF)のプロデューサーと大河内一楼の名前から一字ずつとったものらしい。佐藤監督色は薄いのかなあ。