■機動戦士ガンダム00 15折れた翼s黒田洋介c西本由起夫dうえだしげる_キャラg森下博光_メカg大塚健

◆ああっっ、なんて無理なシナリオだろうと・・・。この回のソレスタを取り巻くシナリオの柱はふたつ。
(1)「濃縮ウラン埋設地域にマジなテロリストが攻撃を仕掛ける」
(2)「それに隣接する地域で三大勢力の軍事練習が行われる。」


◇(2)は世界中に周知されているのだから、(1)はフツーの神経のテロリストならば決行しないだろうなあ。
しかし、みすみす罠とわかって合同軍事演習のただ中にソレスタ一行が飛び込む理屈として、脚本は、(1)の「テロリストによる大規模破壊活動」を設定したみたいです。


◇前回のティエリアさんのセリフだと、たとえ罠だと分かっていても、そこにテロや戦争があれば
「それでもやるのがソレスタルビーイング
なんですって。なんという玉砕主義!


◇どーにも、ソレスタ一行が、「あきらかな罠」に大した作戦もなく飛び込んでいったリクツがすんなり腑に落ちなくて、もう一度見てみたら、どーやらそういうことみたい。
もっと、上手くソレスタのピンチを演出できるような気がして仕方ない。


◆だから、テロリストを壊滅したらとりあえずさっさと逃げるのが「作戦」。ひたすら逃げる道中に次々に立ちふさがる三大勢力の物量兵器!という展開なんですね。


◇最初見たとき、せっかくの「作戦もの」なのにクレバーな「作戦」がぜんっぜん演出されてなくて非常に不満を感じたのだけど、「ただひたすら逃げ回る」という劣勢にみんなハラハラして!というシナリオなんじゃないかと。・・・・かように思ってみました。


◇しかし、逃げるにしてももっと逃げようがあるだろうに・・・・と思ってしまって、やっぱり居心地の悪い回。
弾幕にひたすら耐えて、戦闘開始から15時間って・・・・物量の演出の仕方が、一本調子すぎました。


◆それにしても、ガンダム四機は、これだけ集中砲火浴びても壊れない超兵器ぶり。これから、どんな「オーバーテクノロジーの超兵器」としての設定を見せてくれるか期待しちゃうよ?


◆◆以下メモ◆◆
・前回初登場かと思ったAEUの「ゲイリー・ビアッジ」少尉は、なんだ、セツナくんのカタキである傭兵のアリー・アル・サーシェスさんでした。勘違い。