■バンブーブレード12東の事情とメイの事情s倉田英之c寺岡厳d鈴木薫g川口理恵

◇この回は、練習試合相手の剣道部での、緊張感溢れる練習風景の結構な持続から始まるのだけど、最後は、(主人公達の高校での)練習試合の開始とともに「冒頭から持続している緊張を抱えた新入部員の心が緩む瞬間」を演出することで、「何か楽しいことが起こりそうな雰囲気」を醸し出して締めるという、1話としての緩急の区切りが非常に上手く機能している回。
面白かった。思わず引き込まれてしまった。次回が楽しみ。


◇その間に挟まる秀才劣等生アズマさんのドジぶりや、彼女を勧誘するキリノやサヤのギャグキャラの本分に則ったとぼけた言動、そしてレイミさんの壊れたストーカーぶりなどのギャグパートも、演出的タイミングも絵的にも出来が非常に良く、とってもよかった。


◇だけどやっぱり、個人的には、冒頭のだらけた雰囲気から一転、キビシイ老指導者が道場に入ると共にピシリと空気が凍り付くカンジが、遠い昔の高校時代を思い出して非常に胸を打たれました。いやー、良かったよ、この緊張して生徒達が萎縮しているシークエンス。素晴らしい。


◆◆以下メモ◆◆
・原作もそうなのだけど、コジロー先生がアズマさんの事情をあっさり納得し、大人の分別を発揮して彼女の入部を諦める・・・・というのが、キャラクターとしての一貫性がなくてどーにも違和感がある。・・・・とゆーのは、私のコジロー先生観が歪んでいるからでしょーか。きっと。


・前出の新入部員の緊張を解いたのは、ちっちゃなタマちゃんのはにかんだ笑顔なのだけど、これもヨカッタ。超癒された。


・練習試合を見学に、ストッキングで道場にあがる吉川先生がエロかった・・・・・はぁ、疲れているなあ、オレ。