■バンブーブレード10宮崎都の憂鬱と初大会s倉田英之c&d古川順康g佐野英敏末廣直貴

◇試合描写を(ほぼ)すっ飛ばす潔い構成。私が見たいのは、熱血剣道アニメじゃなくて、ダラダラしたゆるーい登場人物たちの日常と、時折混じるコジロー先生の悔恨と長続きしない熱意なので、この演出のノリは非常に嬉しい。(特殊な望みだったらごめんなさい。)


◇この回は、なんと言っても、大資本に呑み込まれてコマネズミのように働かされるコジロー先生の両親のパートがヨカッタかな。
ギャグめかしているけど、洒落にならない。ああ、コンビニフライチャイズ無情・・・みたいな。


◇コジローは、両親の粉骨砕身の様子を見て、コンビニアルバイトで強盗に為す術もなかった学生時代を思い出す。
「考えてみれば、あのころからオレは、逃げたり諦めたり無視したり。・・・闘わないことを覚えたんだよな。・・・・人生の一番の敵は理不尽。いい悪いは関係なく、受け入れなくちゃならない時がある。・・・・(だが)大人の世界には答えなんてないんだ。もう負けちゃダメだ。立ち向かわなきゃいけない。」


◇結構いい事を言っているのに、この熱意が生徒達との関係性の中におかれると、自分が学校をクビになることだけが思考の中心だったりするのが空回って、とっても情けなくて素晴らしい。
「久々の大会だからな!気合い入れていくぞ!・・・気合いがあれば、クビも繋がる!」(コジロー先生)
「あたしゃ、うれしいっすよ。夢が叶わなくても、その気持ちだけでも満足です」(キリノ
「きもちだけじゃあ、オリャア、クビなんだよう!」(コジロー先生)


「そう、女子剣道は人口が少ない。つまり、倍率が低いって事だよ。・・・うちのタマキいっちゃうよう!全国いっちゃうよう!」


◆◆以下メモ◆◆
・中学時代のミヤミヤのストーカーが登場。
・彼女は、前回のババアの娘みたい。


・(既にモブで登場しているが)5人目の東さんの中学時代の名声のみ登場。