■機動戦士ガンダム00 09大国の威信s黒田洋介c&dうえだしげるキャラgしんぽたくろうメカg高瀬健一

◇面白かった。ソレスタルビーイングが受け身に回って責め立てられる展開は初めて。特に後半はスピード感も緊迫感もあってよかったんじゃないでしょうか。


◆冒頭のナレーションによれば、ソレスタが武装蜂起して4ヶ月。60を超える武力衝突があったと述べられていて、最初は、ああっ、話をすっとばしやがった!と思ったのだけど、9話にして、物語として次のフェイズに移ったってことじゃないかと好意的に解釈してみました。引き出しが多いのはいいですね。


◇とはいえ、前回、前々回のテロ組織との闘争をあれだけで終わらせるのは余りにも舌足らずなので、なにかフォローしてくれないかしら。(製作者のアタマの中では「60を超える・・・・」の中で解消されているような気も・・・・)


◇そうすると、これから3大勢力の次々繰り出すソレスタ壊滅作戦にどう対応するか!というせめぎ合い展開が続くのかなあ。
また、この回のセルゲイ中佐と人革連のビジュアルもあって、このシリーズ、思えば最初から「銀河英雄伝説」的な要素があったのだなあとあらためて思いました。


◆あと、ティエリアさんとセツナくんに代表される内輪揉め展開も期待していいでしょーか。この回は、おのおのの自己主張に満ちた沈黙合戦が非常に素敵だった。二人とも人間が出来ていなさすぎてとっても愛らしい。きっと何かやってくれるよ。


◇それから、「オペレータのフェルトさんの両親が第二世代ガンダムマイスターで、彼らは死亡したが、その死因すら知らされていない云々」を聞いて、ソレスタルビーイングの「秘密組織」的な広がり(数世代に渡る狂信科学者集団とか!)と、その酷薄な体質も是非宜しくお願いしたいと思っている自分がおりましたよ。


◆◆以下メモ◆◆
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・冒頭、墓参りするロックオン兄さんの兄弟と、それを木陰から見つめる本人というべたべたなシーン。。。。これは、Aパート終盤の自分語りにかかっておりました。


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・スメラギさんの「不安があるとブリッジシートの背もたれにしがみついて考える」というキャラ付けが上手いと思った。


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・セルゲイ中佐が、久々にいいおっさんキャラでお気に入り。
「双方向通信を行う数十万もの小型探査装置を放出。通信不能エリアがあれば、それはすなわちガンダムがいるということ。中佐、魚は上手く網にかかるでしょうか?」(副官)
「そうでなくては困るよミン副官。これほどの物量作戦、そう何度もできはしない。」(セルゲイ中佐)


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・アザディスタンのお姫様に手を差し伸べた国連の優男のおにいさん。(アレハンドロ・コーナー)・・・・何だかよく見かけた割に何者だかの記憶が・・・と思っていたら、第一話から御小姓っぽい緑髪のヒトとカット出演を繰り返していたヒトでした。ソレスタ側の出資者?


・4話まで早送りで確認。
・第一話。(イオニア爺さんの宣言を聞きながら)
「リボーンズ(たぶん緑髪のお小姓っぽいヒト)、始まったよ。人類の変革がね。」
・第二話。(「何度でも介入するわ」というワンさんのセリフに続いて)
「紛争が終わるまで。憎しみが私達に向けられるまで。」
・第三話。(ワン嬢とのバーでの対話。)
「まもなくサードミッションが開始されます。ご覧になるなら、モニターを三つ用意することをお勧めしますわ。」
「ほーう、それは楽しみだ。刮目させてもらうよ。」
・第四話。(「イオニアシュヘンベルグはこういったはずよ。」というワン嬢のセリフに続いて)
ソレスタルビーイングは、戦争を幇助する国も武力介入の対象であると。」


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・ロックオン兄さんが、両親について語ったフェルトにお返しに出自を語る。
「ニールだ・・・オレの本名ニール・ディランディー。出身はアイルランド。両親はテロで殺された。」


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・Bパートの人革連の作戦。
「18年前、第四次太陽光紛争時にこれと同じ作戦が使われたわ。人革連の作戦指揮官はロシアの荒熊の異名をとるセルゲイ・スミルノフ。」


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プトレマイオスには武装は無いそうです。話を盛り上げる為の物語上の縛りすか。
「本当に闘うの?この船・・・武装ないのに!」(クリス)