■機動戦士ガンダム00 04対外折衝s黒田洋介c松尾衡dうえだしげるキャラgしんぽたくろうメカg高瀬健一

◇なんだか、結構いいジャンこれ!と、4話見てきて思いました。
◇キャラクターのクセ(「エクシア、紛争を確認・・・根絶する!」みたな珍妙な決めゼリフの頻出とか、私は何でもしっているのよ、フフン、みたいなヒトビトの続出)や、物語的なノーテンキな分かりやすさ(例えば、主人公達の行動で北アイルランド紛争が解決!とか)に幻惑されてきましたが、それを引っ剥がした後に残る、結構リクツを立てて話を進めようとする姿勢がイイかも。


◇前回のアイルランドの件にもとりあえず主人公達に突っ込みを入れさせているし、この回の「「戦争を根絶するとうたって軍事介入を続ける武装集団」を利用する国家」という話も面白かった。
単純に軍事的な弱者を味方するのではなく、結果として軍事的強者に利益をもたらす選択をするという矛盾を、さてどうするのか!とゆーのが、素直に命題として提示されていて、なかなか脚本的には潔いのではないでしょうか。


ヘンだと思うところにかなりの確率で突っ込みを入れてくれる今までの脚本のカンジだと、ノリで誤魔化さず、キチンと展開を考えてくれそう。(・・・落としどころが超難しそう。)


◇ところで、(まあ、現実ではなくシミュレーションゲーム的なものに過ぎないのだけれども)これまでのように複数の国家間の細かいパワーゲームみたいなものを丁寧に描いてきたアニメーションってあんまりなかったんじゃないかしら。是非この路線で頑張って欲しいなあ。


しかし、これが一般受けするかは微妙なので、徐々に各国家を象徴するキャラクターを前面に出してきている模様。各勢力は、ガンダム捕獲部隊を組織。


◆◆以下メモ◆◆
・貧乏国家の王女様と女秘書官?の説明的すぎる対話で、全編説明してました。
化石燃料に頼ってきたこの国を立て直す為には、太陽光発電システムを所有する国家群に援助して貰うしか方法はありません。」(王女様)
「ですが、我が国は軌道エレベータの建設計画に参加せず、エネルギー供給権を保有しておりません。虎の子である石油が輸出規制を受けている今、無償で援助してくれる国が果たしてあるかどうか。」(女秘書官)
「それを探す為に議会は王政を復活させてわたくしを担ぎ出したのでしょう?」(王女様)


「羨ましいわ。あのような恐喝じみた強行姿勢が貫けるのも、タリビア軌道エレベータの近くにあればこそ。我が国とは違い、切れるカードがある。」(女秘書官)
ソレスタルビーイングがどう対応するかで、この国の未来が変わるかも知れないわね。(・・・)利用できるということよ。彼らを。」(女秘書官)