■機動戦士ガンダム00 03変わる世界s黒田洋介c大原実ミズシマセイヂd吉村章キャラg大貫健一メカg西井正典

◆紛争解決の困難さを現代の紛争の歴史から想起させるという若干反則な手を今回も使った上で、それを、主人公達の活動が影響して解決したかに見せるこの回のラストのノーテンキな脚本に猛烈に引いてしまった・・・・


◇しかも、紛争当事者と一切コミュニケーション無く、麻薬畑を焼き払ったり、鉱山を襲ったりしている様とか見ると、表面的な紛争の見本市をやっているだけの、乱暴な脚本だよなあ・・・・とも思ったりするのでした。
・・・ガンダムが農村に爆撃すると民間人に死人がでないらしいよ


◆だけど、一方で、「超兵器」を保持する理想主義集団の唐突な降臨が、3大政治勢力に巻き起こす波紋を丁寧に拾っていく演出と脚本の手つきには、実は好感を抱いていたりする。


◇とりわけ、どうやらオーバーテクノロジーとして定義されそうなロボ4機の動力源の設定に燃えております。
2つの世紀を超えた神話の霧に包ませるなんていいカンジじゃん。


◆◆以下メモ◆◆
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・言葉使いのヘンな金髪のヒトは、今回もいいカンジにヘン。
「乙女座のわたしには、センチメンタリズムな運命を感じられずにはいられない。」


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・2世紀の神話の霧はこの後の展開で炸裂するでしょーか。これはかなりワクワクする設定。
イオリア・シュヘンベルグ、21世紀の後期に出現した稀代の発明王太陽光発電システムの基礎理論の提唱者。公に姿を見せず、その名前だけが後世に語り継がれている存在。・・・この人物がソレスタルビーイングを創設したならうなずける。才能的にも資金的にも。・・・・でも何故200年以上立った今、彼らは動き出したの?」(無口な主人公のヒトの隣の部屋に住む女性記者)


イオリア・シュヘンベルグの血縁は彼の代で完全に途絶えています。」(AEU高官の秘書っぽいヒト)


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オーバーテクノロジーとして定義される動力源も燃える。
「僕たちに弱点があるとすれば、ガンダムが無いとプトレマイオスの活動時間が極端に限定されてしまうところかな。4つしかない太陽炉の・・・・」
緑髪の人は口が軽いみたいです。


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・ロボの動き。
・セルゲイ中佐の乗った人革連のロボが主人公様と闘うシークエンス。人格連のロボのロボットっぽいギクシャクした動きに萌えた。


エクシアのふわふわしたターンエーっぽい飛び方もいいカンジだ。いかにも超兵器ってカンジで、オレ、これ好き。


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・地上に降りたガンダムの衛星軌道上への運搬。「コロニー開発用の資材に紛れ込ませた」って・・・